【ミャンマー】新政権 経済運営は？
2016/02/08(月)＜【ミャンマー】新政権 経済運営は？＞
【Ｎｅｗｓモーニングサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/
＊敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓エマージングトピックス
┃ ＜【ミャンマー】新政権 経済運営は？＞
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【ミャンマー・ヤンゴン】から生電話
◇野中鉄朗 みずほ銀行 ヤンゴン支店
【ミャンマー】
アウン・サン・スーチー氏が率いる【ＮＬＤ】国民民主連盟が主導の新政権が
今年2016年3月にも発足する。
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Ｑ．今後のミャンマー【ＮＬＤ】は、どんな経済運営になりそうですか？
Ａ．
◇野中鉄朗 みずほ銀行 ヤンゴン支店
【ＮＬＤ】は現在進めている「投資・ＯＤＡ案件については見直しをしない」
また官僚の入れ替えもしないという立場で、新政権の今後も現政権が推進してきた
“貿易と投資の自由化”を基本路線する経済政策に大きな変化はないというのが
当地での一般的な受け止め方です。
政権委譲もこれまでのところ大きなトラブルはなく、平穏に進んでいます。
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Ｑ．一方で年明けからの世界的な金融市場の混乱は、ミャンマーではどのような
影響を与えていますか？
Ａ．
◇野中鉄朗 みずほ銀行 ヤンゴン支店
ハイ。ミャンマーは銀行間取引市場、証券市場などが発展途上にあるため、
世界的な金融市場の混乱とはある意味“隔離された”環境となっています。
実体経済では主要輸出品目である『天然ガス』の価格下落などの影響で、
貿易収支は赤字で推移していますが、それを上回る海外直接投資が日系企業を
中心に入ってきています。
＜ミャンマーへの海外直接投資＞
※棒グラフから目視
2014年 8月 約２４億ドル ※
2014年 9月 約 ５億ドル
2014年10月 約 ３億ドル
2014年11月 約 ４億ドル
2014年12月 約２２億ドル ※
2015年 1月 約 ３億ドル
2015年 2月 約 ９億ドル
2015年 3月 約 １億ドル
2015年 4月 約２２億ドル ※
2015年 5月 約 0.3億ドル
2015年 6月 約 0.5億ドル
2015年 7月 約 ２億ドル ※2015年8月以降は掲載されておらす。
２０億ドル程度、投資されているのだろうか？
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┣■ミャンマー初の大規模工業団地が開業
【ミャンマー】
“アジア最後のフロンティア”と期待されている。
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Ｑ．日本企業の進出は、どういうところで期待されていますか？
Ａ．
◇野中鉄朗 みずほ銀行 ヤンゴン支店
ミャンマーではこれまで“インフラの整った”工業団地がほとんどなかったため
製造業の進出は限定的でした。
しかし昨年2015年9月、ミャンマー初の『大規模工業団地』が開業し、
これからは工場としての日系企業の進出加速が予想されます。
ヤンゴン市内の南東約２０ｋｍに位置する
【ティラワ経済特区】
総開発面積は２４００ヘクタール。発電所や工業用水設備などの周辺インフラも
円借款などにより整備が進められている。
ミャンマー・ティラワ経済特別区（SEZ）情報連絡会 | ミャンマー - アジア - 国・地域別に見る - ジェトロ
ここでは様々な税制優遇措置が受けられる上、会社設立・土地申請等など
様々な手続きの簡素化が図られている。
現在、５０社以上の企業が土地契約を締結済みであり、その内半分以上が日系企業
【フォスター電機】
車載用スピーカーなどを手掛ける。
【江洋ラヂエーター】
自動車部品メーカー。
などが操業を開始している。
【みずほ銀行】
昨年2015年12月にヤンゴン支店ティワラ出張所を開設。
ティラワ進出企業へのサポートを開始している。
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Ｑ．製造業の進出が進めば、かなり雇用も増えそうですね。
Ａ．
◇野中鉄朗 みずほ銀行 ヤンゴン支店
ハイ。この【ティラワ経済特区】は将来的には５万人～１９万人規模の雇用創出が
図られる見通しです。政権交代が無難に終われば、アメリカの経済制裁の一層の
緩和も期待でき、インフラ投資も際立つものと思われます。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・この【ティラワ経済特区】はアメリカの経済制裁緩和以来、日本が推し進めてきた
一大工業団地だったかと記憶しますが、確かに映像などを見ると壮大なスケールを
感じさせるのですが、港湾や道路網等は既に中国によって占拠されてしまっている
ようなんですよねぇ。一特区を間借りしたってだけに終わりそうな気がしないでも
ありません。『円借款』が最大限発揮してくれていれば良いのだけれど、どうにも
このように自画自賛しているような時って、もう既に手遅れのような気がして私は
なりません。(苦笑)
┗・「軍事政権から民主化へ」と推し進められたつもりが、老害・婆さんの独裁政権に
成らないことを祈ります。どうにもこれまで軟禁されていた鬱憤を晴らすがために
将来を見ずに目先のことばかり考え、実行しそうで怖いんですよね。
いつでも軍事政権に逆戻りする危険性がある国と強く認識すべきだと私は思います。
