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30年ぶり !!【島根】どじょうすくい名人誕生 厳しい認定制度&意外な歴史

2016/01/12(火)<30年ぶり !!【島根】どじょうすくい名人誕生 厳しい認定制度&意外な歴史>
【Nスタ】 http://www.tbs.co.jp/n-st/


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓3コマ<30年ぶり !!【島根】どじょうすくい名人誕生 厳しい認定制度&意外な歴史>
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www.tbs.co.jp

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┣■30年ぶりに名人誕生


 ◆古くから親しまれてきた宴会芸の定番『どじょうすくい』


 ・そのユーモラスな踊りと、民謡の『安来節』は
  大正から昭和に掛けて全国的に広まり、東京・浅草で行われた公演も人気を博した。


 ・そんな『どじょうすくい』で名人を名乗ることを許された人が30年ぶりに誕生した


 【島根県安来市

 ◇一宇川勤(67) 新名人 どじょうすくい
  元々は【せんべい店】を営んでいたが『どじょうすくい』の魅力に取り憑かれ
  全てを賭けるようになったという。

  2016年1月10日
 『平成28年 唄い初め会』
  名人としての初舞台を踏んだ。

www.sankei.com

 

 

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┣■『どじょうすくい』意外な歴史


 【島根県安来市
  『どじょうすくい』発祥の地。
   当地に伝わる安来節に合わせて踊られたもの。

 ・安来市では『どじょう』で町おこしをしようと養殖に取り組んでいる他、
  土用の丑の日の時期には鰻ではなく『泥鰌の蒲焼き』を出す飲食店も登場。
             ※若い女性店員が『どじょうすくい』の恰好をしていた(笑)


  その安来市で『どじょうすくい』の新名人となったのが

 ◇一宇川勤(67) 新名人 どじょうすくい


 ・新名人によれば『どじょうすくい』で一番難しいのは「歩き方」だという。
                       ※腰を屈めて前後に腰振りながら歩く

www.youtube.com

 

  一昨日2016年1月10日
 『平成28年 唄い初め会』
  名人としての“お披露目の日”を迎えた。

 ◇一宇川勤(67) 新名人 どじょうすくい
  いよいよですね。(笑)
  精一杯、力を出して踊ってみたいですね。

  34年間の修行の成果を、約400人の観客の前で出し切る!

   せっかく捕まえた泥鰌が腰カゴから逃げてガッカリ。
   でも中から逃げ出そうとする泥鰌の様子が目に浮かぶ。
   捕まえて、腰カゴからたんまりと入っている泥鰌を見せて*ニンマリ*笑顔
   まさに“名人芸”を披露した。

  終了後、息を切らせる新名人。

  ◇一宇川勤(67) 新名人 どじょうすくい
   ハアァ、ああ終わった。*ホッ*   ※ペットボトルの水を口にする。

   (名人になり)ドサッと肩に押し掛かってくる“重み”が、、違いますね。


 Q.一宇川さんにとって『どじょうすくい』とは?

 A.
  ◇一宇川勤(67) 新名人 どじょうすくい
   まっ「人生の全て」ですね。*キッパリ*
   これからも(笑)まだまだ突き進んでいきます。ハイ。*笑顔*
   今まで以上に。


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  ◇一宇川勤(67) 新名人 どじょうすくい

  ・1980年、当時32歳で『どじょうすくい』を始める。

   「人前で話すのが苦手で特技もない。
    そんな自分を変えたかった。」    ※まさにそんな感じのお人柄。


  ・2015年、67歳で名人になった!

   「最初から最後まで中腰なので“太腿が疲れる”。
    あの姿勢で庭を歩くなどトレーニングをしている。」


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  『どじょうすくい』

  ・11段階の厳しい「階級制度」がある。

            名人
            准名人
            大師範
            師範
            准師範
            三段
            二段
            初段
            1級
            2級
            3級


  ・『安来節保存会』が審査をし昇格。
    全国約60ヵ所に支部。会員約3,600人。

    安来節保存会ホームページ

  ・これまで名人は砂川清さん、ただ1人だった。
   1986年に名人昇格。2003年に他界され「名人は空位」だった。

  ・「技量」だけでなく普及などの「貢献度」、「人格」も審査の対象になる。

   ※体力的にハードなので名人になる前に辞めてしまうケースも多いという。


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  『どじょうすくい』に必要なもの

  ・「豆しぼり」  ※ほっかぶり(手ぬぐい)
   「かすりの着物」
   「ももひき」
   「腰かご」
   「ザル」

  そして滑稽さを表現するため「五円玉で作った鼻当て」


  ・踊るときは『安来節』に合わせて、

   『どじょうすくい』『鼓』『唄』『三味線』。


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  『安来節
   江戸時代、島根県の『民謡』として成立。

   【安来】
    北前船の寄港地。

  ・諸国の船頭の歌う民謡と地元の古い民謡が融合したもの。

   『祭り』などで歌われた。


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  『どじょうすくい』
   明治時代に「どじょうすくい踊り」が加わる。

   酒の場で若い衆が安来節に即興で、泥鰌をすくう仕草を付けたのが始まり。

   → 人気を呼び、宴席で踊られるようになった。


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  ◇吉本せい吉本興業】創業者
   大正時代『安来節』の面白さに気が付く。
   上手い踊り手をスカウトして、大阪の寄席に招き“大人気”に。

   → 全国の寄席で“ブーム”となった。


  1928年(昭和3年)
 『第1回普通選挙後、立憲民政党の祝勝会』

  第25・28代首相の若槻禮次郎氏が『どじょうすくい』の姿をして踊っている
  写真が紹介された。 *一同大笑い* すごく似合っている。(笑)

 

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 ◇山内あゆ キャスター        
  堀尾さん、出来たりしませんか? 

           ◇堀尾正明 MC
            出来たりしませんよ! でもコレ吉本ってことは
            今【吉本プロダクション】にこういう部門ってあるのかしら?
            それは無いだろうね! これは知らなかったでしょうねぇ。

 ◇宮田佳代子 キャスター
  知らなかったですねぇ。
  私ね、昔。目の前でやられて泣いた覚えがある。(苦笑)
  腰の動きとかね、なんかね、子供にとって怖いというか。(笑)
  ウン。
                        ◇堀尾正明 MC
  泣いてしまった覚えがあるんですよ。(苦笑)   これで泣く !?


 ◇渡部陽一 報道カメラマン
  父親が島根県安来市出身なんです。
  祖父、父と小さい頃から安来によく行っていて、
  蕎麦をまず食べて、その後に『安来節』を観に行く。
  あとは踊るということを、やっていたんですね。*ニコニコ*

                    ◇堀尾正明 MC
  僕も子供の頃やったんですけど、    渡部さんも踊れるんじゃないですかぁ !?
  動きがゆっくりすぎて、不合格(苦笑)  これも決して速い方じゃないんですけどね
  僕“動き”、追いつけませんでした。

                    ◇宮田佳代子 キャスター
                     アハハハハハハハ。(大笑)
                    ◇山内あゆ キャスター
                     (笑)。

 

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┗■ちなみに泥鰌はすくえるの?


  『昔の漁具』   『どじょうすくい』   『現在の漁具』
   ザルと竹竿    ザル          魚捕り網


  ◇一宇川勤(67) 新名人 どじょうすくい
   以前、公園の池で試したらすくえた。小さな川でも泥鰌すくえるのでは?


           ◇山内あゆ キャスター
            「すくってみた」というのがさすが名人ですよねー。*感嘆*
            すごいリアリティーですよね。*力強く頷く*
                          すごく真剣な眼差し
                          自分も踊りたいのでは・・・
                          できそうな気がする。(笑)


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 ◆実はこんな説も・・・


 ・【安来】 → 古来、砂鉄の産地。

  ◇一宇川勤(67) 新名人 どじょうすくい
   砂鉄を土ごとザルですくって選別する姿では?


 ・『どじょうすくい』は、「泥鰌」ではなく「土壌」 ??

 

 ◇堀尾正明 MC                  ◇山内あゆ キャスター
  さあ森田さんは『どじょうすくい』出来るのかな?  似合いそうですけど。
                           あっ来ました、来ました(笑)

        ◇森田正光 天気予報士
         看板を押しながら『どじょうすくい』っぽく登場した。(笑)
         腰が・・・ 違う?違う ??  *へっぴり腰*

 ◇堀尾正明 MC
  違います!、だいぶ。

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・なかなか楽しく伝えていたのでメモしてみました。(笑)
  それと以前『民謡』で似たような方とお会いしたことがあったので・・・

┣・JR『鉄道記念の日』のフリー切符で北海道を旅していた時に、向かいの席に座った
  ご婦人が『江差追分』の会のお偉いさんでした。とても綺麗な方で60歳を超えている
  とは思えませんでしたね。娘さんが国際結婚されたとか、幼い頃の江差のニシン漁の
  話など、こちらが訊きもしないのに延々と語られて、おかげで車窓から羊蹄山を満足
  に拝めなかった苦い?思い出があります。(苦笑) 結構楽しかったですけどね。

  江差追分会 | Just another WordPress site

  ちなみにこの年は北海道をグルリと回って日高で約5日間、馬市を見学しました。
  いずれは馬を丸々所有して、競馬で生計を成り立たせようと考えてました。(^^ゞ

┗・何気なく口ずさまれる唄は、やはり民謡とかフォークソングになりますかね。
  今の20代、30代以下は違うのかな? 『どじょうすくい』もこうしてみると
  結構新しい踊りだったんですね。廃れていくというよりも、また新たな踊りや歌が
  誕生していくと捉えるべきなんでしょうね、きっと。