『SDR』特別引き出し権

2015/11/13(金)<『SDR』特別引き出し権>
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*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓モーサテ WORD BANK <『SDR』特別引き出し権>
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 『SDR』(Special Drawing Rights)
  特別引き出し権。SDRとは【IMF国際通貨基金やその加盟国がやりとりできる
  いわば仮想通貨で、実態は「ドル・円・ユーロ・ポンド」の4通貨からなる
  “通貨バスケット”になっている。


 ・SDRは【IMF】の出資比率に応じて、加盟国に割り当てられている。

 ・そして今月2015年11月中にも中国「人民元」のSDR入りが決まる見通し。

 

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┣Q.『SDR』は、なぜ必要なのか?

 A.
  ◇矢作大祐 大和総研 ※財務省への出向経験があり、SDRに詳しい。

   1960~70年代とかにかなり国際的な金融危機とかが起きた時もあったので、
   そういう時には誰も(どの国も)「お金を出したくない」という状況が発生して
   しまったんですね。というところで【IMF】が音頭を取って、こういう制度を
   『SDR』を導入しましょうということで、国際的な枠組みを作ったということ
   です。


     お金が足りない → 【IMF】 →  お金が余っている
       A国    ← お金を貸す ←    B国


  ◇矢作大祐 大和総研 ※財務省への出向経験があり、SDRに詳しい。
   でもやっぱり“協調”しないといろんな危機というのは波及してしまうと
   いうところがあるので、まあコレ『SDR』があることによって予防策ですよと
   世界的にもアピールすることができますし、危機国が発生しにくくなったりも
   しますよね。

 

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┣■『SDR』どう使う?


 ◆スタジオで模型を使って解説

 1.【IMF】はSDRである「ドル・円・ユーロ・ポンド」を出資比率に応じて
   加盟する各国へ割り当てる。

 2.財政危機に陥った国があると、割り当てられたSDR分を使って
   どの通過で融通して欲しいかを【IMF】へ依頼する。

 3.【IMF】は希望する外貨を融通できる加盟国を探し出し指名する。
   指名された国には拒否権が無く「外貨を融通する義務がある」。
   もし拒否してしまうとと「罰則」が設けられている。

 4.【IMF】を通じて財政危機国へ希望する通貨を融通する。


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  今年2015年5月12日
 【ギリシャ
  【IMF】への債務7億5千万ユーロを手持ちの『SDR』を利用して返済した。


   ※使用されたSDR分は無くなってしまったわけで、
    貧しいままの国は再度危機に陥った場合はもう助けてもらえない ??

 

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┗■『SDR』に「人民元」が入ることに関して


 ◇鈴木敏之 三菱東京UFJ銀行

  「歴史的に為替制度が変わる節目では“予期せぬ”出来事が起こる」と指摘。

  ユーロの導入の時の例で言えばですね「多くの国がまとまって強い通貨になる」と
  みんなが「ドイツマルクのように強い通貨になる」ということで市場にはユーロ安
  という発想は無かったんですけれども、実際に蓋を開けてみたら当初よりも随分、
  ユーロは安くなりました。ということもあります。


 ・「人民元」の『SDR』入りで為替はどう動く?

  場合によってはみなさんが(市場が)考えてない
  為替相場も変動が起る可能性があります。特にその「人民元」をですね
  香港のオクショアという所と中国本土のオンショアという所で実際のところ
  分けて取引をされているわけですけれども、自由に交換可能な条件を満たすとですね
  その違いというのが無くなってくる可能性があります・・・

rmb.bk.mufg.jp


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 ◇尾河眞樹 SMBC信託銀行プレスティア
  各国が外貨準備として、円から人民元に乗り換える可能性がある。


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 ◇棚瀬順哉 JPモルガン・チェース銀行
  短期的な市場への影響は限定的だが、長期的には需要増加で人民元高になる。


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 ◇政井貴子 新生銀行
  やはり即座に市場が反応するとは考えにくい。
  一方で、高金利通貨の人民元が入ると『SDR』の貸出レートが上昇し、
  新興国にとっては負担が増えると指摘。


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 ◇中空麻奈 BNPパリバ証券
  そうですね。為替とはちょっと違うのですが、クレジットから見るとじゃあ
  「中国が安定するかどうか」ってポイントだと思っているんですね。

  中国の「人民元」がまぁ“グローバル通貨”になっていきたいということで
  最近動きが多いと思うんです。【AIIB】を創ったりとかですね、あるいは
  コレもそうですし、あとはファンダ債というのが一杯出てると思うのですが、
  そういうのを考えると、やっぱり「人民元」というのをいかに安定させるか
  中国の戦略が少し見え隠れする、なといった感じです。


 ◇佐々木明子 MC
  要するに「資金調達のツール」としてということのね、
  一つの意味合いになるのかもしれませんが、
  さあでは実際になるのかどうか。『SDR』になるのかどうか注目ですね。

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・うーん、分かりやすかったのですが、逆にちょっと混乱してしまったところも。
  この件で真っ先に頭に浮かんだのが『日韓通貨スワップ』なのですけれども
  アジア通貨危機で韓国がピンチだった際に【IMF】の支援だけでは足りず
  (指導・規制がキツすぎて)日本へ外貨交換を依頼したと見ていいのかな?
  実際の真偽の程はいかに・・・

blog.livedoor.jp


┣・割安な『SDR』(【IMF】への出資)で多額のグローバル通貨を手にできる。
  こうした図式だと思うのですが、“ローン地獄”を容易に想像させますよね。
  個人ではなくて企業でもない、巨大な国家ですからね。まぁ大企業より小さな国も
  あるけれど、「借金すんなよ!」と誰かが力強く教えてあげないといけません。

┗・貧国が豊かになるには国民の教育レベルを上げるのが確実だと私は思うのですが
  キューバなどを見てるとなぁ、上層部があんなだと“宝の持ち腐れ”だものね。
  まっ日本でも似たようなものかな。(苦笑)