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患者が痛みを伝える“オノマトペ”診断の一助に

2015/09/15(火)<患者が痛みを伝える“オノマトペ”診断の一助に>
ひるおび!】 http://www.tbs.co.jp/hiru-obi/


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓飛び出す新聞バン! <患者が痛みを伝える“オノマトペ”診断の一助に>
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www.tbs.co.jp


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┣【産経新聞
 『「オノマトペ」診断の一助に 頭痛や腰痛などの慢性痛』より

www.sankei.com


 ◆痛みを伝える

 ・頭痛や腰痛などで病院を受診し、患者が医師に痛みを伝える際に
  『オノマトペ』を使うことが多いという。
   「ガンガン」「ピリピリ」などの擬音語/擬態語。

 ・この『オノマトペ』と実際に診断された病名には「一定の関係」があることが
  患者の実態調査で明らかになった。把握しにくい患者の痛みを、的確な診断に
  繋げるツールとして注目される。


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 ◇竹田晃子 元元国立国語研究所 特任助教言語学が専門
 ◇小川節郎 教授 日本大学総合科学研究所 ※痛みの臨床研究で有名


  平成25年2013年
 『実態調査』※インターネット

 ・頭痛や腰痛など慢性痛に悩み通院経験のある約8100人を対象に調査を実施。
  受診した際に痛みを表現するためにどんな『オノマトペ』を使ったかを回答して
  もらった。また医師とのコミュニケーションの様子などについても尋ねた。

 ・その結果、最も多かった『オノマトペ』は「ズキズキ」で671人。
  片頭痛、肩関節周囲炎、座骨神経痛、頸椎症など15に及ぶ病気で
  広く使われていた。


  <診断名別の『オノマトペ』の表現割合>

  ・炎症による痛み
             1位/2位/3位/4位/5位
    群発頭痛    :ガンガン/ズキズキ/ウズウズ/ズキンズキン/ズーン
    片頭痛     :ズキズキ/ガンガン/ズキンズキン/ジンジン/キリキリ
    緊張性頭痛   :ズキズキ/ガンガン/ズキンズキン/ズーン/ジンジン
    関節リュウマチ :ズキズキ/ズキンズキン/ジンジン/ギシギシ/ウズウズ
    肩関節周囲炎  :ズキズキ/ズキン/ジンジン/ゴリゴリ/ズキンズキン
    変形性膝関節症 :ズキズキ/ズキン/ギシギシ/ズキンズキン/ジンジン

  ・神経による痛み
             1位/2位/3位/4位/5位
    座骨神経痛   :ズキズキ/ジンジン/ビリビリ/ズーン/ジーン
    帯状疱疹後神経痛:チクチク/ズキズキ/ピリピリ/ズキンズキン/ビリビリ
    糖尿病性神経障害:ジンジン/ピリピリ/ビリビリ/チクチク/ズキズキ
    頸椎症     :ズキズキ/ズーン/ジンジン/ビリビリ/ゴリゴリ
    脳卒中後痛   :ジンジン/ピリピリ/ズキズキ/ウズウズ/ジーン

 

    ※血管の炎症により起こるとされる頭痛は「ガンガン」
     関節の痛みは「ギシギシ」「ゴリゴリ」と表現する傾向が強い。

    ※神経による痛みでは「ピリピリ」「チクチク」が多かった。


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 ◆感覚的に区別


 ・『オノマトペ』の語形は「言葉の繰り返し」や「ン」を多用するといった構成が
  特徴で、体の痛みも子音や母音の違いで“感覚的”に区別して表現されている。

 ・今回の調査では、

   炎症による痛みは「ガンガン」のように有声子音が使われており
           不連続で重く大きな余韻を残す痛みを表現。

   神経の痛みでは、「ピリピリ」や「チクチク」など
           「パ行」「タ行」などの無声子音が使われる傾向があり
           連続的ながらゆっくりと軽く小さく流れるような痛みを
           表していると考えられるという。


 【患者】

 ・調査では74.7%の人が「医師や看護師に痛みをうまく説明できなかった」と回答

 ・痛みを伝える際に「ズキズキ」等の『オノマトペ』を活用している人は82.8%。

 ・『オノマトペ』を使って「痛みを理解してもらえた」と考えている人は80.6%
  にも上った。


 ◇竹田晃子 元元国立国語研究所 特任助教言語学が専門
  診療現場では患者さんは緊張して『オノマトペ』が使いにくい。
  だから医師側から積極的に使うことで問診がスムーズに捗るのでは。


 ◇三木健司 医師 尼崎中央病院 ※2014年2月5日【産経新聞
  頭痛と言っても、頭がグーンと締め付けられるような感じがする場合と、
  眼の置くがチクチクする場合では、原因が違い、診断の際に役立つ。


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 ◆客観的に評価


 ・医療現場で患者の「痛みの程度」や「質」を客観的に評価することは
  治療の上で重要だが非常に困難。

 ・そこで従来は

   患者に痛みの強度を指し示してもらう     「視覚的評価スケール」
   目盛をつけて具体的な数字を示す       「数値化スケール」
   笑顔から泣き顔まで5種類の表情を選んでもらう「表情評価スケール」

  などを使って痛みを捉えようとしてきた。


 ◇小川節郎 教授 日本大学総合科学研究所 ※痛みの臨床研究で有名

 ・例えば、

  「『ガンガン』がなくなり、電気刺激が走るような『ピリピリ』が残っている」

  と患者が表現した場合は、病歴から

  「片頭痛は改善されたが帯状疱疹など神経性の痛みは残っていることが分かる」

  という。


 ・診療の中で『オノマトペ』の重要性は感じていたが、今回それが裏付けられた形だ。
  今後は外科手術などによる「急性期の痛み」と『オノマトペ』に関する研究を進めて
  いきたい。

 

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┗■スタジオにて


 ・国によって病状の表現も違い、海外へ行く医療機関の先生方も大変。

 ・『オノマトペ』ではないかも知れないが「鶏の鳴き声」にしても
  国によって違う。「クック ア ドゥール ドゥ」「コケコッコー」など。

  ※国別“ニワトリの鳴き声”選手権! コレ面白い。(笑)

www.isedelica.co.jp


 ・言語や感覚が違って面白いんだけど、全然違いますね・・・ *全員暫し悩む*


 ・しかし今のお医者さんは患者自身を見ずにコンピューターを見ていることが
  多いんじゃないかって言われているので、こうして見ると人間的な感じがして
  良いですよね。(笑)


 ・医師にどう伝えるか表現力が大事。

 ・コンピューターの中に『オノマトペ』を入力しておいて検索すればいい。(笑)


 などの意見が飛び交った。  端でいつも*ニコニコ*笑顔の
              ◇江藤愛アナウンサーで場面は締めくくられた。(笑)

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・幼子や高齢者ばかりでなく、現役世代でも医師に病状を伝えるのは難しい。
  症状を的確に判断できるかどうかが、名医orヤブ医者の差なのかもしれない。

┣・なかなかいい調査だなぁと思い、メモしたわけなんだけど、スタジオでの指摘
  からして、まだまだ判断するのは難しそうですね。となるとやはり「スケール」
  など数値化して医師に知らせるしかないのかなぁ。私はまだこの「スケール」を
  使った経験はないのですが、定期健康診断などはマークシートで該当するものを
  塗りつぶすだけですものね。これが詳細になると5段階評価とかあるのかな ??

┣・眼球疲労による頭痛は、 「ジワー&少し酔ったような気分」に。
  突然襲われる軽めの腰痛は「ピキン!ズキ・ビリ」といった感じ。
  そしてダニに噛まれた跡は「カイィ !! *ボリボリ*カーイィー」ってな具合。

┣・喫緊の課題はダニ。今春引っ越してきてから刺されたダニは“半端ない”ッス。
  痒くて掻きすぎて出血してしまうほど。炎症部分は硬くなり、「ダニの卵でも
  植え付けられたのではないか?」と不安になるほど酷いものだ。本当に(驚)。

┗・今朝も念入りに掃除機を掛けたばかり。それでもダニはまだ近寄ってくる。(苦)
  どこかに巣でもあるのだろうか? 寝起きの掃除が今や欠かせない。(悲)

  思いっきり愚痴ってしまった。(^^ゞ