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大都市“濁流”・・・ 命を守れ 銀座も浸水 死者1000人も

2015/09/14(月)<大都市“濁流”・・・ 命を守れ 銀座も浸水 死者1000人も>
【Nスタ】 http://www.tbs.co.jp/n-st/

www.tbs.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓関心事 <大都市“濁流”・・・ 命を守れ 銀座も浸水 死者1000人も>
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      先週2015年9月10日、東日本を襲った豪雨は
       各地で“堤防の決壊”を引き起こした。

       もし【東京】で堤防が決壊したら-


     ◇片田敏孝 教授 群馬大学 広域首都圏防災研究センター長
      堤防が切れたりしたら【首都圏】が“水没”してしまう。


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┣■東京の大動脈を流れる【荒川】


 【国土交通省
  72時間に550ミリを超える“200年に一度の大雨”が降ると
  【荒川】の堤防が決壊すると予想している。


  2015年9月10日
 【栃木県日光市
  72時間雨量が633.5ミリを記録。


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 ◆“200年に一度の大雨”が、
  いつ【荒川】を襲ってもおかしくない。


  埼玉県との境にある
 【東京都北区】
  JRの高架線が伸びている付近の【荒川】堤防が決壊する恐れが高いという。


 Q.もし荒川が決壊したら?

 A.フィクションドキュメンタリー
  『荒川氾濫』 ※【国土交通省】荒川下流河川事務所/NHK

www.ktr.mlit.go.jp

  【荒川】の堤防が決壊

 ・1時間後、JR【赤羽駅】は浸水が2mに到達。

 ・6時間後、濁流は地下鉄【町屋駅】に流れ込み、
       構内はアッという間に水没してしまう。

 ・その後、浸水は地下鉄網を通って【北区】【板橋区】【荒川区】【台東区】へと拡大
  外国人観光客で賑わう【浅草】も茶色い泥水に浸かってしまう。

 ・そして決壊から半日後、ついに【東京駅】でも浸水を確認。

 ・さらに決壊から13時間後、浸水は【銀座】にも達するものと見られている。


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 ◆都心部にまで達する浸水被害

 ・上記の【荒川】が決壊したケースでは
         死者1000人 / 孤立70万人 に上ると見られている。


  ◇銀座マダム 60代半ばの女性
   まさかね、銀座まで来るというのは・・・ ちょっと、

  ◇銀座マダム 50代半ばの女性
   ピンと来ないですよねぇ。(苦笑)

  (なぜピンと来ないんですか?)

   場所がね、ちょっと離れすぎているからコッチまで来るのが信じられない。


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 ◆墨田区で【荒川】の堤防が決壊するケース

 ・濁流は海抜0m地帯の【墨田区】【江東区】【江戸川区】へ流れ込む。


  『荒川決壊』(【墨田区】)の想定被害 ※【内閣府】まとめ

   最悪の場合、死者3500人(避難率0%)に上ると見ている。


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 ・海抜0m地帯の1つ
 【東京都江東区亀戸】
  過去に4mを超える高潮が発生するなど、何度も浸水被害を受けている。


  <この付近の外郭堤防高>
   AP+8.6m~+8.0m

   AP+4.21M 大正6年1917年 高潮

   AP+3.60M この付近の護岸高

   AP+3.30M 昭和54年1979年 第20号台風

   AP+3.15M 昭和24年1949年 キティ台風  ※昔は米国名称で呼ばれた

   AP+2.89M 昭和33年1958年 第11号台風


 ◇亀戸9丁目町会会長
  私はあそこにある昭和33年の台風11号、あれは旧中川の護岸が決壊して
  押し寄せた来た。その水がドーッと流れて来て、この地区は(水が)私の胸ぐらい
  まで来た。


 ・そこで町民は【荒川】の決壊に備え、『カヌー』を購入した。

  1人乗りを4艇、2人乗りを1艇。皆さんに寄付を貰って買ったんですね。


 ・万が一、逃げ遅れて場合の「住民の救助」「物資の輸送用」が考慮された。

  人を救助する練習とか、物資を運ぶ練習をやりました。


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  1993年
 【東京都心】
  首都圏に豪雨をもたらした台風11号は、
  【丸の内】のオフィス街を水浸しにし、【地下鉄】の駅が水没した。


 ・“荒川が決壊”すれば、都心の『ライフライン』は完全に麻痺し、
   東京の『中枢機能』に大打撃を与えると予想されている。


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 ◆そこでオフィスビルでは『水害対策』として


  東京都江東区豊洲
 【豊洲フォレシア】
  去年2014年に完成したオフィスビル。『浸水対策』としてビルの心臓部とも言える
  『電気設備』を2階に設置した。


 ◇【三菱地所】都市開発一部 男性社員
  このビルの設計を計画している段階で【東日本大震災】が発生したしました。
  そこで元々はこういった(電気)設備を地下に置く予定だったんですが、
  万が一の対策ではありますが(2階に置いた)
  お客様の安心性の向上に繋がっているとは思います。


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 ◆各地で頻発する『ゲリラ豪雨』。そして次々と押し寄せてくる『台風』。

  いつ起こるか分からない大規模水害に対し、我々はどのような備えをすればよいのか


 ◇片田敏孝 教授 群馬大学 広域首都圏防災研究センター長
  水に浸かってしまってからでは、もう出来ることに限界がありますねぇ。
  「事前に逃げる」ということ。その時、我が家は「どこにどう逃げるか」
  ということを家族皆さんでご相談なさり、対応を事前に考えておくということが
  必要なんだと思いますね。

 

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┗■スタジオにて


 ◇小林悠 キャスター
  今回浸水の被害に遭った現場を見て感じましたけれども、
  皆さん「2階に逃げてます」ので、2階にも簡易トイレですとか水・食料を
  置いておく必要があるんだなと、熟々感じましたねぇ。


 ◇竹内明 キャスター・報道記者
  やっぱり『自然の猛威』って予測不可能になってきているので、
  【行政】の対応ってもちろんのことなんですけれども、住民の危機意識とか
  行動力っていうのもだいぶ負うところが多くなってきているように感じますね。


 ◇佐古忠彦 キャスター
  そうですね。考えてみますと【東京】ほどですね「川に囲まれた場所」って
  なかなか無いんじゃないかと思うんですよね。そういう意味で言うと今回の
  鬼怒川の災害というのは、川の側に住んで居る人達のもの凄く大きな注意喚起に
  なったんじゃないかというところもあるんじゃないかと思います。

  まさに「受け身の避難」ではなく「自分から、自分の周りで何が起きる」という
  ことが待っているのか。まずそこを考えることから始めるということなのかも
  しれないですねぇ。

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・同日他局でもフィクションドキュメンタリー『荒川氾濫』の映像を紹介して
  よく似た『浸水被害』への注意喚起をしていましたが、同番組が一番詳しく
  取材されてました。一応メモしておこうと思い、文字起こしした次第です。

┣・【海抜0m地帯】そして豊洲から品川に掛けての【湾岸エリア】は水害と共に
  風害の問題も抱えていると思います。3、4年その周辺を歩いていて、強い
  恐怖心・危機感を抱きました。「よく買うよ、こんなエリアの物件」などと
  立派なタワーマンションなどを見る度によく揶揄していたものです。(^^ゞ

┣・並みの傘などすぐに折れ曲がりますから。折れないと噂の外国製の傘などを
  持参してこの付近へは通われた方が賢明です。あるいは災害避難用の雨合羽
  など着込んで普段から馴染むのも手ですね。それくらい異常警戒地域です。

┣・通勤者や住民としては地下網を張り巡らせて欲しいというのが本音じゃないか
  と思うのですが、掘ればすぐに水が出そうですしね。(苦笑)

┣・隅田川なんて銀座のすぐ近くを流れてますよ。日本橋なんて支流がモロじゃない。
  個人的にはマダム達が浸水で孤立した姿をTVで見たかったりします。(爆)

┗・あと30年もしない内に多くの建物が倒壊すると見ています>首都直下地震
  所詮は人間も蟻と同じで、常に身近で便利な巣穴を求めるのかな ??
  都合の悪いことには目を瞑って、敢えて見ずに過ごして。。。

  愚痴ばっかりだな、コレ。(^^ゞ