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“世界最大の洋上風車”

2015/08/03(月)<“世界最大の洋上風車”>
news every.】 http://www.ntv.co.jp/every/index.html


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓every.キーワード <“世界最大の洋上風車”>
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┣■“世界最大の洋上風車”・・・ 全貌は


 【福島沖】
  福島県の海岸線から20km程離れた沖合いに設置された巨大な風車


 『ふくしま新風』
  海面からの高さが約190mもある「発電用風車」。
  海に浮かぶ洋上風車としては世界最大。
  発電能力7メガワット。→ 約6千世帯の1年分の電力を賄える。

 ・巨大な風車を浮かべるための土台『浮体』と呼ばれる部分は
  これだけで高さ30m・10階建てのビルに相当する。

 ・巨大な風車を海底に固定するのは巨大な『チェーン』。
  太さ132mm。人間の手ではとても動かせないくらい重くて長いチェーンが
  水深約120mの海底に固定する作業が現在進められている。

 ・今年2015年11月中には運転開始(発電)となる予定。


 ・福島第一原発から約25km離れた沖合いに位置し、
  “クリーン”なエネルギーの拠点を造っている。


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 ◆2011年から国が実証研究を行っており、
  再生可能エネルギーの拠点として発展させる目的で始まった。

  日本を代表する11の企業と大学が参加する「国家的なプロジェクト」。


 Q.風力発電は陸上ではよく見かけるようになったが、なぜ海上で立てるのか?

 A.風力発電の“効率”は、
   「陸上」よりも「海上」の方が風が強くて乱れも少なく、効率が良いため。
                     (遮る物が少ない)


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┗■every.ポイント

  “進むか? 再生可能エネルギー


 ◆海上での風力発電

 『着床式』
  ヨーロッパで普及。既に一般家庭の電力を賄っている。
  水深50m以下の海底に直接基礎を造って、風車の支柱を固定させる。
  ヨーロッパでは水深50m以下の遠浅の海が広がっているため、着床式が進んだ。


 『浮体式』
  日本が実用化を目指している。
  沖合いに進むと急に水深が50m以上になる日本近海では『着床式』では
  建設コストが跳ね上がるため、海上に風車を浮かべる『浮体式』の研究が
  急ピッチで進められている。実用化されれば世界でトップに立てる可能性がある。


  <『浮体式』実用化への課題>

  1.高コスト。
    → 発電効率を更に高め、採算が取れるようにしなければならない。

  2.漁業関係者との調整
    → 実証研究の海域は『底引き網漁の漁場』となっており、海底に設置された
      チェーンで漁に支障が出る可能性がある。

    ◇江川卓 底引き網漁師 いわき市
     漁場が狭くなるのは確実だろうね。
     とにかく実証研究をやって成功して、(事業化を受け入れるかどうかは)
     それからの話でしょうね。どうするも、こうするも・・・ 。

    現在も話し合いが進められており、お互いが共存できる方法を模索している。


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 ◆日本の電源構成

             2013年度      2030年度
                       (想定)
 『再生可能エネルギー』  11%    22~24%

 『火力』         88%       56%

 『原子力』         1%    20~22% ※事故前より増えている!


 ・これまでも『再生可能エネルギー』の普及というのは思うようには進まなかった。
  今回の福島での実証研究などを進めて、本当にこの目標が達成できるのか
  【政府】の本気度が問われている。

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・最後に『日本の電源構成』2030年度の想定がご覧の通りに公表されたが
  【原発】が1%から22%と、こちらも原発事故当初より倍増されている
  ことには全く触れられずに目標達成ばかりを語っていた。
  これが【読売】グループとしての見解なのだろう。

┣・個人的には【原発】稼働を増やしたければ増やしてもいいと思っている。
  ただし「地産地消」の原則を『電源構成』にも取り入れて、東京都心こそ
  最新で巨大な原子力発電所を建設すべきである。最新技術ならば安全性が
  高いと謳ったでしょう? ならば可能なはず。広大な埋め立て地が手つかず
  にあるし、またお台場なども国策として強制撤去させるなどすればいい。

┣・埋め立て用地ではダメだというのであれば、江戸時代から地盤があった
  江戸城跡・皇居周辺に建設すべきだ。皇族にはお国のためだと再び京都へ
  お戻り頂ければ済む話。光化学スモッグが立ちこめる江戸・東京などに
  住まわれていることこそ本来はあってはならぬ話ではないか?

┣・「霞ヶ関一帯の再開発」とともに【原発】の建設。原発事故に不安を感じ
  東京を離れて少しでも人口が地方へと向かえばかえって好都合な話だろう。

┗・一気に叩き書きするくらい、最後はムカつく話だった。高度成長の成功を
  未だに忘れられない者が霞ヶ関には多く住み着いてしまっているようだ。
  己で強い決断が下せない、ペーパー頭の連中ばっかりか? ウン ?? (怒)