養護学校で看護師全員が辞職願
2015/06/10(水)<養護学校で看護師全員が辞職願>
【ワイド!スクランブル】 http://www.tv-asahi.co.jp/scramble/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓ニュース解体新SHOW <養護学校で看護師全員が辞職願>
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┣■保護者からの叱責が厳しくて・・・
【県立鳥取養護学校】※鳥取市
先月2015年5月下旬 ・・
◆30代から50代の女性看護師6人全員が一斉に辞職を申し出る。
・医療的なケアに対応できる職員が現在いなくため、
一部の児童生徒らが通学できなくなっている。
<辞職の理由>
「特定の保護者から繰り返し厳しい言動がある」
(児童生徒への医療的ケアが遅れたことに対して)
「学校側もそういった場面で止めに入ってもくれず
守ってもくれなかった。改善も見受けられない」 etc.
・在籍人数76人(小学校から高校生まで)の内、
児童生徒33人が「痰の吸引」などの医療的ケアを必要としているが
看護師6人だけでは人数が足りず、体制が苦しかったという。
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現在、県や学校側が対応を急いでいる。
【県立鳥取養護学校】
◇校長
「本来は8人の看護師が必要」。しかし実際に働いていた看護師は6人。
今回6人全員が辞職してしまったために、9人の児童が通学できずにいる。
他の21人~22人は保護者が学校に付き添うなどして通学はしている。
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┣■看護師たちの過酷な現状
【看護師】
・少子高齢化が進む日本では今、看護師不足が深刻な問題に。
職場を辞めていく看護職員は年間約16万人にも及ぶ。(2012年)
・約5万人の看護師が不足している(推計)
「不規則な生活」「長時間の激務」
→ 医療現場での判断ミスや異変に気付きにくくなる。
死亡率が上がる例が海外でも見受けられる。
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◇総合病院に勤務する20代の女性看護師
・(看護師の)仕事をして大変だなと思うのは、ひどい時は
朝の9時から午後5時くらいまで(日勤の)仕事をして
一回帰って仮眠を取って、食事や入浴を済ませて
日付が変わって午前1時くらいから朝の9時まで(夜勤の)仕事をします。
(仮眠が)3時間取れればいいかなっていうくらいですね。
・精神面で言えば、やはり“イジメ”がある。
(ある先輩からは)私がいる場所で周りにいる人に
「あの人がこんなことをした」っていう悪口を聞こえる場所で言われたりとか
していましたね。 女同士の戦いですね。
看護師の中でも“派閥”がある。女性が8割~9割の現場なので“女の戦い”
イジメられたりして体調を崩すこともあったが、周りにその状態を言える環境に
なかった。(2年目になると、どちらかの派閥に入らなくてはならない・・・ )
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◇女性看護師(25)
・人間関係が一番大変。先輩たちのプレッシャーに耐えられず
「あなた何時までコレをやりなさい」※かなりのプレッシャー
過呼吸を起こした新人もいた。自分も1年目の時は半年で20kgも激やせした。
点滴をしながら仕事をした時もあった。
・「食べる」ことよりも「寝る」ことを優先する。
その「寝る」ことよりも「勉強する」ことを優先する
日進月歩でいろいろな「医療知識」が入ってくるので勉強しなければならない。
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『就業者数』
・一般の女性は結婚や出産などで一旦は職場を離れるが、家庭が落ち着くと
また職場へ戻ってくるカーブが見られる。
・女性看護師の場合、一旦現場を離れるとほとんどが復職しようとしない。
急下降する一方である。復職しづらい。潜在看護職員は約70万人もいる。
看護師が
<復職しない理由> ※日本看護協会 資料から
1.「子育て」と両立できない。
2.「家事」と両立できない。
3.「夜勤の負担」が大きい。
※パートタイムで数時間で戻るというような仕事ではない。
※日々いろんな医療知識を更新し勉強しないといけない。追いつけない。
※待遇面、給与をもっと良くし、職場環境の負担軽減をしなければいけない。
予算をもっと割くべき。安保法制、成長戦略
※【厚生労働省】は外国人労働者(フィリピンなど看護資格所有者が多い)を
アメリカのように受け入れたいと考えているが、日本の中の規制・資格試験が
難しい(日本語で解答)など問題があり、事態は改善されていないのが実状。
外国人看護師を受け入れるのであれば規制緩和が必要。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・先に先週【スーパーJチャンネル】で速報されたものを、後日詳しく解説。
後者番組をメモ取りした次第だが、問題改善の提案は従来と何ら変わりなく
正直物足りなさが残る。
┣・俗に言う『モンスターペアレント』なのかなと思いきや、一転そうばかりとは
言えない様子。多忙な現場に対して「辞職」という引き金を引かせたきっかけ
にはなったようだけど・・・ 。校長も受け入れ体制に余裕がないのは判っていた。
しかし養護学校である以上、そう受け入れを断るわけにもいかない。上からの
命令で許容範囲を超えてしまった。女性看護師たちへは「申し訳ない」と口では
謝っていたと推測される。今はどこの現場も似たようなものだからねぇ・・・
頼りない職場の上司に“三下り半”を突き付けたみたいなものだろう。
┣・このような非常事態とまでになってくると、もはや子供の学校入学に際して
“詳細な契約書”を交わしてもらうしかないのかもしれない。“甘やかし”
というか“言ったもん勝ち”の「図々しくしないと損をしてしまう」的な
社会環境が今問われているのだと思います。
┣・核家族化、村社会的なオキテ・決まり事の崩壊が要因な面もあるでしょうね。
ひと昔前ならば、こうした輩は村八分または追い出しされてましたから・・・
学校教育がいかに肝心となる社会教育まで手が回っていないかが分かります。
┗・毎年のように各種立派な統計を採っているのに、それを活用し議論を進めて
いるようにはまるで見えないのは本当に悲しい。こうしたニュースの資料と
してだけ活かされているようだ。『ビッグ・データ』も名ばかりで知識だけ
で日本は終わるのだろうか。『知行合一』と今年の大河ドラマでは訴えては
いたけれど。(悲) ・知識と行為は一体であるということ。
本当の知は実践を伴わなければならないということ。