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「東京の家がタダで・・・ 」入居者が決定

2015/06/01(月)<「東京の家がタダで・・・ 」入居者が決定>
【Nスタ】 http://www.tbs.co.jp/n-st/

www.tbs.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓関心事 <「東京の家がタダで・・・ 」入居者が決定>
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┣■背景に東京でも『消滅集落』

 【東京都奥多摩町

 ◆都心から車で2時間。新緑で溢れる町は、東京でありながら豊かな自然が
  楽しめると外国人観光客の間でも人気が高まっているという。

  ◇多摩川ラフティングツアー
   わざわざ韓国やヨーロッパから日本に来て頂いて、都心からここまで
   ラフティングに来られる方を最近よく見かけます。


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 ◆わさびのゆるキャラ“わさぴー”を先月2015年5月から導入。PR力を強化。
  “たまらんにゃ~”などもいる。

 “奥多摩ブーム”を起こしたいところだが・・・
  地元の人曰く、町が最も栄えた時にはほど遠いという。

  「30年前? 連休中は渡れないくらい車がぎっちり」

 【奥多摩湖】には古びた鉄塔の跡。
  ダムが完成した直後に、日本唯一の湖上を渡るロープウエーとして開業するも
  経営が悪化し、僅か5年足らずで廃業。50年近く放置され続けている・・・


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 ◆問題は『観光客の減少』に止まらない。『人口減少』それに伴う『空き家増』

  【奥多摩町】の人口
   1970年 1万1733人
   2015年   5482人  ※半減

 ・中には消滅してしまった集落もあるという。『消滅集落』
  朽ち果てた家屋跡が林の中に放置されたままの状態。

 

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┣■タダで譲渡


 ◆こうした危機感から町が始めた取り組み。

  「15年以上住めば、無償で土地・建物を譲渡する」

 『奥多摩町 町制施行60周年記念式典』において(2015年5月31日)
  第一弾となる住宅に、沢山の応募者の中から
  子供4人を抱える一家が入居することが発表された。

  ◇東京都練馬区から移住する一家
   子供たちが全員ぜんそくなので、前から空気の良いところで
   どこからいいところあるかなと、家をいろいろ探していた。

 ・JR川井駅から徒歩7分、畑付きの木造2階建て住宅。

  <入居条件>
   ・45歳以下の夫婦
   ・18歳以下の子供がいる50歳以下の世帯

  → 問い合わせ300件超。申し込み24件の中から今回選ばれた。

   ・家賃は不要
   ・リフォーム代は自己負担
   ・固定資産税等に相当する金額 約2万6千円は自己負担。町に納付する。


 ◇河村文夫 奥多摩町町長
  (4人の子供がいる家庭が選ばれたが?)
  もう最高でございましてですね、地域の人たちもすごく喜んでいて
  なんとか空き家に若者が住んでもらうということをしていきたいと思っています。


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 ◆反響の良さから町では無償提供の第二弾を実施。(既に募集は終了。)
   問い合わせ 約300件
   申し込み    19件 があったという

 

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┗■スタジオにて

 『地方創生』


 ◆“空き家”に目を付けた奥多摩町の取り組みが果たして“まちおこし”となるのか


 ◆自治体同士による“サバイバル”。いろいろと知恵を絞らないと生き残れない。


 ◆実際に実状を見てみると『地方創世』の前に『消滅』をいかに回避するかという
  そういうところからの視点がないとなかなか上手くいかない、難しい部分がある
  のかもしれない。


 ◆奥多摩町では提供する空き家が見つかり次第、第三弾も実施する予定だそうです。

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・私個人的な話ですが、実は奥多摩町の居住を結構真面目に考えていました。
  生活の利便性の問題もありますが、やはり転居先が求めるのはこうした
  若い世帯になりますよね。四十を過ぎた単身者など何者かと警戒心を煽る
  だけなのかもしれません。(苦笑) 狩猟、イノシシやシカなどの生態系の
  管理に強い興味があります。人生最期はこういうところで締めくくりたい
  なと。単身のハンター希望者などやはり怖いか?(大笑)

┣・今回の奥多摩町のケースで課題を残すとすれば、やはり仕事口・収入面で
  どうなの?でしょうね。過疎地でも人手不足からそれなりに仕事もあったり
  するそうですが、その土地独特の“場の雰囲気”に合わせられるか大事です。

┣・子供らは大きくなればやはり都会へと一度は出たくなりますからね。
  最近の若者は地元・半径50km圏内もあれば満足しちゃうとも聞きますが(笑)


┗・単身者へも“ハンターチャンス”があることに期待します。*柳生博* (笑)