“中央アジアの北朝鮮”トルクメニスタンとは?
2015/05/26(火)<“中央アジアの北朝鮮”トルクメニスタンとは?>
【Nスタ】 http://www.tbs.co.jp/n-st/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓ <“中央アジアの北朝鮮”トルクメニスタンとは?>
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┣■トルクメニスタン
◆ソビエト連邦崩壊後の1991年に独立。
首都:アシガバート
面積:48万平方キロ(日本の1.3倍) ※カスピ海に面している。
人口:約530万人(北海道とほぼ同じ)
8割がトルクメン系住民、イスラム教スンニ派が多い。
◆初代大統領ニヤゾフ大統領は16年に渡り君臨した独裁者。
国の至る所に自身の肖像画やスローガンを掲げさせ、個人崇拝を推し進めた。
・2003年、独立記念碑として、ニヤゾフ大統領の黄金の銅像。
・2015年、第二代大統領ベルドイムハメドフ大統領の黄金の騎馬像
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┣■ベルドイムハメドフ大統領はどんな人?
・57歳。元歯科医から保健医療産業大臣に。
・2007年 大統領就任(得票率9割) ※直接選挙
・2015年3月に訪日、安倍首相と首脳会談。
一方で・・・
・前大統領ニヤゾフ氏の個人崇拝
・強権体制を継承
1.首都の街並みは“なぜか”かなりキレイ。
2.インターネットは使用できるが“制限”がある
3.同じような番組ばかり(個人崇拝)
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┣■北朝鮮とはココが違う
◆資源がある !!
天然ガスの埋蔵量 世界 第4位
◆比較的、国は豊か
国民1人当たりのGDP 年7000ドル ※北朝鮮の約6倍
◆国民生活は安定
光熱費タダ、物価安い!(物価統制)
ブランド品、日本製の家電も店頭に並ぶ。
・2008年当時、パン1個10~40円。卵1個1円。
労働者の平均収入は月1万3千円程度。
アパートの家賃は年400円etc.
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┗■トルクメニスタン、どう思われている?
◆報道の自由度ランキング2015(インターネット検閲・ジャーナリストへの暴力等)
178位/180ヵ国 【国境なき記者団】
(北朝鮮は179位。)
【国際人権団体】ヒューマン・ライツ・ウォッチ
刑務所には多くの政治囚が投獄されたまま。世界で最も弾圧的な政府の1つ。
◇ニヤゾフ初代大統領(2003年)
我々は『全体主義』と批判されるかもしれない。しかし我々は今過渡期にある。
異なる意見を持ってもよいが、国会の基盤を揺るがすものであってはならない。
◇龍崎孝 記者(元モスクワ支局長)
別世界のような物価で市民の表情にゆとりがある。
(しかし)市民生活の安定と引き換えに『情報統制』が続いている。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・度々取り上げられる中央アジアの独裁国家トルクメニスタン。
第二代大統領の銅像が完成したというNewsでした。
ミャンマー
┣・同日に【ロヒンギャ】問題が取り上げられており、まさに別世界とも言える
違いっぷりに驚かされます。共通点といえば『制限・統制』でしょうか。
┣・異民族との共存する場合、多くの国で見られるのが『施し』。サウジアラビア
でも月20~30万円を支給して不満を抑えていると聞くし、そんな余裕が
ない国では『弾圧』すると。北朝鮮では逆に自国民族の方を厳しく取り締まって
いるようですが・・・ 国力に乏しい分、在留外国人に厳しく当たれないんだろう
けどね。
┗・トルクメニスタンの場合、『施し』政策ばかりで『ババ抜き』のような国策
に見受けられますね。世襲制ではなく直接選挙によって大統領を決めるけど
三代目、四代目と立候補する者が現れ続けるのか大いに疑問が残ります。