一目瞭然 味を「見える化」
2015/05/05(祝・火)<一目瞭然 味を「見える化」>
【あしたのニュース】 http://www.fujitv.co.jp/ashitan/index.html
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓あしたのView <一目瞭然 味を「見える化」>
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┣■『味』
◆好みは人ぞれぞれで客観的に表すのは難しい。
同じレストランで食事。自分が美味しいと思っても、連れは美味しくない。
ワインで自分の好みの味を店員に上手く伝えられない。
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┣■“違い”くっきり 味を「数値化」
◆市販されているコーヒーの飲み比べ
◇大島キャスター
3つのカップを飲み比べ「う~ん、だんだん分からなくなってきた。(苦笑)」
味覚というのは非常に表現がしづらいんですけれど、
この機械を使えば味が目で見えるようになるんです。
『味覚センサー』 インテリジェントセンサーテクノロジー
・神奈川県厚木市の計測機器メーカーが開発。
・人間の舌と同じメカニズムで計測が可能。
「酸味」「塩味」「苦味」「甘味」「うま味」「渋味」
「苦味雑味」「うま味コク」「渋味刺激」などの9種類の味を認識できる。
・僅か40分程度で分析できる。
・コーヒーの味の違いも明確に分析できた。
・「酸味」と「苦味」だけに注目し、複数のメーカー品をマッピングすることで
マーケティングにも活用できる。
・ワインなどの液体はもちろん、パンなどの固形物でも水に溶かすことで測定可能。
・池崎秀和 社長 インテリジェントセンサーテクノロジー
多様な好みがある。多様な商品がある。それをちゃんと結びつけるのが味センサー
(ある商品を)すごく気に入ったら、それと似たようなパターンを見て選べる。
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┣■“官能調査”で「味が見えた!」
【日本食研】千葉県栄町
『味覚センサー』をほぼ毎日稼働。1年ほど前から商品開発などのために使い始め
約100品/1ヵ月の分析を行っている。
『官能調査』
社員の舌で他の商品との味の違いを評価。
『官能調査』+『味覚センサー』=より“客観的データ”が作成できる。
この「味の見える化」は営業担当者が売り込みを行う際に大きな武器となっている
◇新井浩紀 グループリーダー 【日本食研】商品開発二部
私たちが「美味しいですよ」と言ってもなかなか説得力がありませんから
そういったところで味覚センサーのデータを一緒にくっつけてあげることで
非常に説得力のあるデータになる。
・『麺つゆ』の開発に必要だったものが味覚センサーによって
「うま味コク」と「苦味雑味」であることが判り、今後の開発のヒントになりそう
・ただし『鍋スープ』など
肉から出るような脂もそうですし、香辛料といったスパイス感が測れない。
唐辛子や胡椒など舌が刺激的と感じるものは現時点では測定が難しい。
◇池崎秀和 社長 インテリジェントセンサーテクノロジー
自分好みの味だと思っていたのが違うと、何か苦く感じるなと。
もしかしたら体がおかしいかもしれないなと
予防医学、早期発見みたいなこともできるかもしれない。
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┣■View Point “「見える化」が描く“味来”予想図は”
◆コーヒーの味の開発なら
目標とする味の数値を先に決めてから、
低コストでブレンド方法を模索することも可能。
◆将来的には味だけではなくて「食感」や「臭い」も判ることができるようにしたい
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┗・私の記憶が確かならば『味覚センサー』の原型は一個人が発明したはず。
機械のセンサー部分を見るとあまり代わり映えしていないような。(笑)
リトマス試験紙みたいな検査法?で、「成分分析」器として一般家庭にも
普及するようになれば、味覚音痴で悩む人には最大の朗報かもしれません。
逆にいちいち分析されて口うるさくなるだけかな?(苦笑)
隠し味の正体がバレるというリスクもあるか・・・