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MERSに新感染ルートか。感染拡大で日本の対策は?

2015/06/18(木)<MERSに新感染ルートか。感染拡大で日本の対策は?>
ひるおび!】 http://www.tbs.co.jp/hiru-obi/

www.tbs.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓ひるトク! <MERSに新感染ルートか。感染拡大で日本の対策は?>
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┣■韓国で感染拡大 MERSコロナウイルス

 【韓国保福祉省】
 ◆今日2015年6月18日現在
  死者       23人
  感染者     165人(死者数を含む)
  隔離対象者  6700人超 ※このうち日本人母娘2人も含まれている。


 ◆新たな感染ルートの疑い・・・
  母親と一緒に生活されていたので、母親から感染した可能性はあります。

  「院内感染」だけだったが、「家庭内感染」が疑われる事例が発生。

 ・韓国第四の都市【大邱】に住む男性(55)
  先に感染して死亡した母親から「自宅で感染された可能性」がある。

 ・改めて詳しい感染経路を調べる方針というが「家庭内感染」が確認されれば
  韓国で初めての事例となり、地域社会で感染が広がる恐れもある。


  昨日
 2015年6月17日
 【WHO】(世界保健機関
 ◆「韓国でのMERSの感染拡大は『緊急事態』には当たらない」と発表。

  <理由として>
  ・新たな感染者の減少
  ・隔離や監視が適切に行われている。

 ◇福田敬二 事務局長補 WHO
  各国が流行の発生に対し備えることは大変重要です。

  「現時点で渡航や貿易を制限する必要はない」としながらも、
  「全ての国が感染が起こることを想定して対策を強化すべき」だと強調した。

 

  どこで、どのようにして感染が広がるのか。
  予測が難しいMERSの流行。
  人類とウイルスの“戦いの歴史”から、その対策のヒントを探る。

 

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┣■MERS感染拡大中


 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  『緊急事態宣言』が出なかったからと言って“安心はできない”。


 ・『緊急事態宣言』が出るか/出ないかというのは、確かにインパクトが大きい
  んですけれども、結局【WHO】がコレを出したところで「法的拘束力」って
  いうのは何もないし、ここに福田さんが仰っていたようにですね、渡航とかの
  制限が実際にできるかどうかと言われたら、それは「できない」わけですから
  まっそういう意味に於いては、出ても出なくても非常事態には変わりないと、
  そういう認識でおります。

  ◇恵俊彰 MC
   先生の中ではこれは非常事態ですか?

  それはそうですね。今の韓国の状況を見てるとね。「それは非常事態じゃない」
  って言う方がおかしいと思いますけどね。(苦笑)


  ◇恵俊彰 MC
   やっぱりお隣の国ですから、行き来があるわけですから、
   「もうちょっとしたら日本に入ってきているかも知れない」と。
   そのくらいの気持ちで先生、考えておかないといけないですよね?

 ・それはもちろんです。だってぇ韓国にね、どれだけの方が今旅行にいらっしゃったり
  あるいは韓国からどれだけの方が日本にいらっしゃっているかを考えると、
  まっ地理的にもね、非常に親しい国ですから「入ってこない」と前提を置くこと
  自体がおかしな話ですよね。


 ◇恵俊彰 MC
  一方で八代さん、「正しく恐れる」ことが大事で、
  じゃついに「日本人で初めて感染しました」って人が当然大きなニュースになる
  わけですよね。そうすると「どういう風に我々が対応するのか」、ちょっとね
  “パニック”になったりすることも良くないですし、あのぉ、あっ僕そうでした
  ちゃんと“言いやすい状況”も必要じゃないですか?

 ◇八代英輝 国際弁護士
  そうですね。これだけテレビで大々的に韓国のMERSを取り上げていても、
  やはりテレビを見ない人もいらっしゃると思うんです。ですからそれを知らないと。
  で、医療機関を何ヵ所か行ってしまう。というような事態になったら日本も本当に
  韓国のように成りかねないですよ。

 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  いや、今の日本の状況だと韓国のことを結構批判している番組等が多いんです
  けれど、じゃあ私達の国に入ってきた時に、それ以上に酷くならないという
  「保証はどこにもない」わけですね。今、結局水際対策で「入れない、入れない」
  とやっているんでしょうけれど「入らないはずがない」と思って対応をしないと
  まっ入った時はパニックになりますからね。

 

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┣■今、MERSが日本に入ってきたら・・・


 ◆シミュレーション  ※2003年シンガポールでのSARS感染事例と
             現在の韓国でのMERS感染を参考。*大雑把*

     、、、、
 ・感染を知らずに『帰国』したとすると
               ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
    ↓          ・例え発症していたとしても、熱が40度あっても
                気が付かない人はいる。本人が気が付かなければ
  <2次感染>        申告しないわけだし、知らないで街中を歩いてく。
 ・およそ20人くらい    ・サーモグラフィーは“外気温”を計る。
                カンカン照りや飲酒などの発熱では反応するが、
    ↓           凄い熱があっても氷などで冷やせば一時的に下がり
                そうすると引っ掛からない。熱があるか正確に計る
  <3次感染>        一番の場所は『直腸』。
 ・およそ80人くらい    ・2009年『新型インフルエンザ』の時はほとんど
                すり抜けられた。そこ(入国審査)で止められると
    ↓           思っていたのに入ってきて“大パニック”になった。
               ・このシミュレーションは「入ってくる」ことを前提に
  <4次~11次感染>    パニックにならないために“ある程度目安”として
 ・およそ270人前後     必要だと思い作成したもの。
     死者1割程度
      27人


 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  (死者1割程度の)27人が亡くなるというのは、
  新しいウイルスで人が亡くなったというのは凄いインパクトがありますけれども
  今日本で『肺炎』で亡くなる患者さんは年間10万人。ですから確かに
  インパクトはあるんですけれども「数」としてはそれほど多いものではないん
  ですね。だからそういう“イメージ”を持ってコレを受け入れてもらいたいし、
  そうでないと2009年のあの『新型インフルエンザ』の時も1人が亡くなった
  2人亡くなったという風に大騒ぎされたわけですね。でも普通のインフルエンザ
  でも亡くなることがあるので、それがパニックになって、いろいろな社会現象を
  生んでしまった。それが私は一番怖いと思います。

 

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┣■過去に流行したウイルスによる感染症

             <感染ルート>
 『デング熱』      「蚊」→「人」              日本
  2014年 8月27日 ・渡航歴のない10代の女性が感染 ※69年ぶりの国内感染

  2014年8月~9月 ・東京都渋谷区
           代々木公園を中心に162人が国内で感染。

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 『エボラ出血熱』    「人」→「人」

  2014年1月~3月 ・西アフリカのギニア、リベリアなどで複数の症例が報告

  2014年5月~   ・西アフリカのシエラレオネでも症例が報告

          ※これまでの死亡者数 1万1169人(2015年6月16日)
          ※西アフリカの葬儀の習慣で、死者の体を触ってしまった
           ことも感染が広まった理由とされる。

  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 『新型インフルエンザ』 「人」→「人」

  2009年4月    ・メキシコとアメリカで新型インフルエンザの感染が見つかる

  2009年5月    ・日本国内初の感染者を確認

          ※214の国と地域で感染。死亡者数 1万8097人以上
                   日本国内死亡者数    203人
                            (2010年時点のもの)

          ※緊急事態宣言が出た。当時大げさにし過ぎて引っ込みが
           付かなくなったから、今回のMERSは見送ったのかも ??

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 『SARS』      「人」→「人」

  2003年2月    ・【WHO】が中国での集団発生を確認

          ※32の国と地域で感染8000人以上。死亡者数774人
                            (2003年9月WHO)

          ※ウイルスと人との相性が良くなかったことが感染拡大せず
           今に至っている?

 

 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  今ね、やっぱり『地球温暖化』の影響か分かりませんけれども、
  「今まではいなかった」あるいは「かつていたけど暫く出ていない」というような
  病気がこれからドンドン出てくると思いますよ。一番怖いのは『マラリア』ですね

  『マラリア』は昔沖縄にあったんですよ。でも今、患者さんは出ていない。
  でも『マラリア』を媒介する熱帯島蚊の北限が福島県まで上がっているわけですよ
  ただウイルスは持っていないから病人は出ないんだけれども、やっぱ今後そういう
  そういうウイルスが入ってくればね、絶対に『マラリア』っていうのは出てきて、
  『マラリア』はそれこそ「人が死ぬ」病気ですから非常に恐ろしいと思いますね。


 ◇恵俊彰 MC
  そういうことを含めて「今までとは違う状況ですよ」ということですね。

 ◇ふかわりょう
  ウイルス、ウイルスって以前よりは身近に感じるようにはなったものの、
  すごくイメージは漠然としたもので、なんかこう歯止めが利かないイメージこそ
  あるんですけど・・・


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長

 Q.SARSの流行が2003年以降、聞かれなくなったのはなぜ?

 A.ウイルスと人との相性が良くなかったのでは・・・

  ・結局ウイルスは「ひとりで増えていかれない」。小っちゃすぎて
   ひとりでは生きて行かれない、まっ赤ちゃんみたいなものなんですよ。
   お母さんのお腹の中にいる。だからそこのマッチングが巧くいかないと
   マリアージュ(組み合わせが良いこと)があまり巧くいかないで増えないで
   いるのか、それともまだ虎視眈々と流行の機会を待っているのか、それはまあ
   SARSに訊かないと分からないですよね。 *一同苦笑い*

   ◇恵俊彰 MC                ◇江藤愛 キャスター
    はぁ~、またそのシリーズが始まりましたね。 (苦笑)*ニコニコ*

   ◇八代英輝 国際弁護士            ◇ふかわりょう
    最終的にはウイルスさんに訊けというね。   (大笑)

 

 ◆“人類最強の敵”ウイルスとは

 ・自分の力で生きることができず『宿主』など周りの環境を利用し
  繁殖する細胞を持たないもの。

 ・ラテン語で『毒』という言葉が語源。


 『宿主』として
  ヒト、コウモリ、ニワトリ、ブタ etc. ※MERSは、ラクダだった


 ◆“ウイルス”の種類は?

 ・確認されているウイルス 2290類 (2014年2月10日【読売新聞】)


 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  現在確認されている“ウイルス”はごく僅か。
  次から次へと新しいウイルスが発見され、その都度対処が必要。


 Q.全然入ってきても大丈夫な“ウイルス”っていうのもあるんですか?

 A.それはウイルスとヒトと、ウイルスと宿主との“パワーバランス”だから
   別にどっちかが勝てば生き残るし、という弱肉強食の世界ですね。


 Q.よく『菌』っていうのと『ウイルス』は別なもの?

 A.本当にざっくり言うと、こんなこと言うとウイルス学者がアレだと思うけど
   「大きさ」の違うですよ。細菌はひとりで生きていかれる自立した子供。
   だけどウイルスは自立してないから誰かが必要なの。

   (へぇ~、そう聞くとウイルスの方が弱そうですよね。)

  ・だけどね、強いんですよ。だって結局生きていかれないからお母さんの遺伝子
   の中に入り込んで殖やしてもらうわけ。(強いというより怖いですよ、ソレ)

   あのすっごい巧みに取り込まれて増えていくわけですよ。結局ウイルスを
   殺す時にはそのお母さんまで殺さなければならないから。だからウイルスの
   特効薬って無いわけですね。皆さんは多分抗生剤っていって風邪で出される薬は
   あれ「ウイルスが弱ったためにバイ菌が付いた」場合に使う薬であって、
   抗生剤はバイ菌を殺す薬なんですよ。

  ・だからウイルスを殺す薬っていうのはまあ本当に、全くないわけではない
   けれども、かなり副作用も強いし、当然のことながらお母さんを殺さなきゃ
   ならないくらいの強い薬であるので、基本的にウイルスに対する治療薬って
   いうのは「無い」。

   だから自分たちでそのウイルスが外に出て行ってくれと。
   「このお母さん強すぎるから、ちょっと私達ここには居られない」というくらい
   体力的に強くなっていかないとウイルスは出てってくれない。

    ◇室井佑月
     でもどうして殺すまでするんでしょうね?
     だって一緒に生きてかなきゃいけないんだから・・・


  ・だからあんまり“致死率の高い”ウイルスって広がりにくいわけですよ。
   ウイルスだって自分の、「ウイルスは生物じゃない」って言う人もいるけれども
   やっぱり“自己保存”(?)の力っていうのはある意味私は生物だと思うんですよ。
   だから例えば致死率40%、50%っていうウイルスは、あんまり広がらない。
   それなんでかというと“頭の良い”ウイルスがですよ、自分の半数を殺してしまう
   「自爆テロ」をやるかっていったら、やっぱり「種の保存の法則」から考えれば
   やることはまあ稀だろうという感じなの。


  ・ところが例えばインフルエンザとか、アレの致死率って大流行した時でも4%
   くらい(『スペイン風邪』)。4%って言っても非常に大きい数字なんです
   けれども、ただそれぐらいの数値だと自分たちの自己アピールですね。(笑)
   ウイルスにしてみれば「俺たちこれくらい強いんだぞ」という自己アピールも
   出るし、出来るし、なおかつそこそこの人達・お母さん達は死んでしまうけれども
   自分たちも常に増え続けることが出来るという風なバランスなんですね。


    ◇八代英輝 国際弁護士
     インフルエンザ用に作った、その細胞内でウイルスが増えないように
     する薬が、エボラにも有効だってという報道なさいましたよね。
     体内でウイルスが増えないようにする、ある意味“万能性がある薬”
     ってのは作れないんですか?

  ・それは、あるウイルスに関しては成功してます。今最も注目されているのが
   『C型肝炎』。『C型肝炎ウイルス』に対する治療ですね。
   これはウイルスの増殖そのものを止めてしまう薬で、今までインターフェロン
   という非常に熱も副反応も強いような治療しかなかったり、ウイルスを無く
   してしまう有効性に関しては五分五分だったんですよ。それが90%以上で
   ウイルスを死滅させてしまう(ウイルスだけを?)ウイルスだけを。だから
   無いわけじゃないんだけれど、今お話ししたようにウイルスなんて、何万、
   何兆、分からない。どれだけいるか分からないけれども沢山あるわけですよ
   私たちの知らないウイルス。もう分かってる数がごく僅かなので、よくほら
   掃除機の宣伝で「病原体の99%を、*うんとか*」言うじゃん。分かっているのが
   もう1%くらいだとして、そしたらその1%内の99%を殺したところでね
   残りの99%は分かんないと。 ウハハハハハ。(苦笑)


   ◇恵俊彰 MC              ◇江藤愛 キャスター
    ・・・ まっ次行きましょうか。        (大笑) *ニコニコ*
                        ◇ふかわりょう
    分からないことが多いということ。     いや物凄い・・・ *納得感心*

 

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┣■人類が克服したウイルス

  1つだけ・・・

 『天然痘
 ・古くから世界中で猛威を振るった“悪魔の病気”と恐れられる。

  <症状>
   高熱を伴い、全身の皮膚に水ぶくれと痛み
   → ヒトからヒトに感染り、30~40%が死亡。
                    ※公益財団法人 環境科学技術研究所HP

  1770年
 ・インド 300万人が死亡  ※世界的大流行 !!

  1796年
 ・世界初のワクチン誕生    

 ・英国人医師 エドワード・ジェンナー
  天然痘と同族のウイルスをワクチンとし
  接種することで感染を防げることを発見。
  → この後、諸外国でワクチンの効き目が
    確かめられ予防法として広まる。


  その後・・・
  1958年当時
 ・『天然痘』は世界33ヵ国に常在

  <発生数>  約2000万人
  <死亡者数>   400万人と推計

  1980年5月
 ・「天然痘の根絶」を宣言   ※【WHO】(世界保健機関

 

 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
 ・『天然痘』は“顔を変えない”ウイルスだから根絶することができた。

 ・『天然痘』って、エジプトのミイラの時代から見つかっているですね。
  だからもう6千年以上の長きに渡って付き合いがあって、私がなんで
  こんなお話ができるかって言うと、実際に『天然痘』を【WHO】で
  根絶したチームリーダーの蟻田功先生とドナルド・A・ヘンダーソン
  って方が私の恩師なんですね。だからそのお話を聞くわけですよ。

  で、本当にウイルスはいろいろ顔を変えていくと。『天然痘』も今は
  進化していると。もっと致死率が高いんだと。そういうことを言う人も
  いるけれども、『天然痘』は“顔は変わらない”ウイルス。そのために
  結局根絶できたわけ。1976年ソマリアで最期の患者さんを見つけて、
  その後にある程度の期間みて、発生が無いということで、1980年に
  【WHO】が根絶宣言を出したわけです。「これは人類の勝利です」ね。
  ウイルスに対して。

   ◇恵俊彰 MC
    先生、これだけなんですね。


 ・これもねぇ、またこんなこと話すとまた長くなっちゃうけど(大笑)
  あのねぇこのね、簡単に根絶したように見えるでしょ? だって
  アフリカの中のジャングルですよ! そこのゲリラに誘拐されながらも
  やっぱり彼ら達は(ジャングルの中に)入って患者さんを見つけて
  周りの人達にワクチンを打ちながら、もうワクチンを打つのも手が痺れて
  くるんですって。それでも打ちながらここまでになったわけですね。

  元々本当は『マラリア』にお金を掛けたかったんだけど、なんとか
  ここに『天然痘』の予算を【WHO】で取ってね、それで彼ら達は40人の
  チームで始めたんですよ。40人で世界の『天然痘』患者を根絶したんですよね。
  それやったのが日本人ですよ。(凄いことですよね。) うん。。。


   ◇恵俊彰 MC              ◇木村先生
    MERSどうする?            ウハハハハハ。(大笑)

 

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┣■『MERS』でこれまでに分かっていることは・・・

  2012年
 ・サウジアラビアで確認

 【WHO】(世界保健機関
 ・世界25ヵ国           ※韓国 2015年6月17日現在
  <感染者>  1293人      165人
  <死亡者数>  458人       23人 ※サウジアラビアに次いで多い


  2015年6月17日
 ・ロシアでも韓国から戻った女性に感染の疑いあり。


 ・ウイルスの遺伝子を分析したところ、中東のウイルスとほぼ一致。
  病原性や感染力に影響する“変異”は見つかっていない。


  <考えられる感染経路>
  ・ヒトコブラクダから患者と同じウイルスが見つかる。


  <ウイルスの感染力について>
  ・米国の研究によると、感染力を維持できる時間は

    気温20度、湿度40%の環境で・・・

    『季節性インフルエンザ』  4時間以上続かず
    『MERSコロナウイルス』 ?????続いた


  <深刻な院内感染が起こる可能性も・・・ > ※2015年6月18日【朝日新聞
  ・対策が不十分な場合
   重症化すると肺などでウイルスが大量に増え排出されるウイルスも増える。

  ・肺からは鼻や喉の???の量のウイルスが見つかるとの報告もある。


  <致死率は・・・ >
  ・中東で報告された患者の致死率 3~4割
          韓国での致死率  1割台

 

 Q.なぜMERSに対するワクチンが作られていないのか?

 A.多分、マーケットが狭いからでしょ。 *スタジオ苦笑い*

    ◇ふかわりょう
     冷めた回答ですけども、現実そうなんですか?


  ・現実そんなんだと思います。でもね、機会ワクチンって薬屋さんからすれば
   儲からないんですよ。だけどやらなければならない、それから製薬会社としての
   アピールにもなるし、絶対やらなきゃならないわけです。

  ・今後だってMERSなんて、どう展開していくのかまだ分かっていない
   ウイルスであるんだから、ワクチンと積極的に。特に日本はね、作って欲しいと
   思いますよね。

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・まさか2日連続登用されるとは。木村先生の語り口調は惚れ惚れするほど
  説得力がありますからね。あーいう人こそ国政選挙に出るべきだと思う。
  出た際には何党を選ぶのか、是非とも伺いたいものです。(笑)

  ???なところは先生の話が長すぎて、番組紹介できなかった部分です。
  ボードから見える箇所を一生懸命メモりました。(笑)


┣・『デング熱』の代々木公園なんて外国人を始め、多種多様なまさに人種の
  るつぼと化してますからね。これまで年に何回、国際イベントがあの周辺で
  行われたことか。毎月のように集っていたんじゃないですかね? 韓国の
  MERSで一次感染者は亡くなっていないように、個体差が大きくって
  発症に自分では気づかないでいる輩も本当に多いのだと思います。つまり
  何度も木村先生も言われておりますが、入ってくるのは防ぎようがない
  ものとして、自身の防壁力・体力を向上させるしかないってことですね。

┗・でなければ“鎖国”するか。入国審査は動物並みに厳重にすべきだと
  私などは思うんですけどね。観光事業ってある意味、発展途上ゆえの政と
  言えなくもないしね。(苦笑) 安易に来られないようにした方がかえって
  希少価値が上がって(プレミア)いいようにも思うのだけれど・・・ ?