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止まらない韓国MERS 【WHO】“緊急事態宣言”か

2015/06/17(水)<止まらない韓国MERS 【WHO】“緊急事態宣言”か>
ひるおび!】 http://www.tbs.co.jp/hiru-obi/

www.tbs.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓ひるトク! <止まらない韓国MERS 【WHO】“緊急事態宣言”か>
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┣■止まらない韓国MERS

 【韓国保福祉省】
 ◆今日2015年6月17日現在
  死者       20人
  感染者     162人(死者数を含む)
  隔離対象者  6500人超 ※このうち日本人母娘2人も含まれている。


      首都
 【チェコプラハ
 ◆現地メディア
  MERS感染の疑いのある男性が入院。

   ・韓国各地を旅行して先月2015年5月末に帰国。
   ・発熱などの症状。


 2015年6月16日夜
 【WHO】(世界保健機関
 ◆専門家による緊急委員会を開いた。
  ・韓国でのMERS感染拡大が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」
   に該当するか検討されている。

  ・緊急事態が宣言されれば、MERSが世界的感染拡大の恐れを示すことになる。
  (去年2014年8月、西アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大した際に出された。)

  <MERSについて緊急委員会が開かれるのは>
   ・中東などで感染が広がった2013年以降、今回で9回目。
   ・韓国のMERSについては初開催。


 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  (韓国のMERSは)これだけ公衆衛生学的脅威になっているわけだし、
  【WHO】としてもやらなきゃいけない。

  これで世界中が韓国で拡大するMERSを無視できなくなった。

 

  “緊急事態宣言”が出されると、
  日本や世界各国はどのような対応を迫られるのか?

 

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┣【WHO】(世界保健機関)   ※【厚生労働省】の世界版のイメージ
  World Health Organization    保健所の?

 ・国際連合の専門機関
 ・病気撲滅の研究。
  適正な医療・医薬品の普及などを行う。

 

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┣■これまでと違う? 感染ケースが・・・


 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  まぁ今までのケース、というか2012年にMERSっていうのは発見された
  非常に新しいウイルスですので、正直判っていないことが沢山あります。

 ・で、実際に中東っていう統計もね、ちゃんと取れているかどうか分からない
  ようなところでのデータしかないので、そこで色々な解析をしているのは
  限度があるんですね。

 ・ただいろいろやっぱり遺伝子学的にも調べていくと、まぁやっぱりそれほど
  コロナウイルスって元々はそうそう広がりやすいウイルスではないし、
  それから子供の肺炎の1つにもMERSのウイルスって症例報告がありますから
  まあそれくらいのウイルスだと思って管理していたと思うんですよね。

 ・ただやっぱりいろんなことを調べていくと、結構SARSよりももっと重篤な
  症例が起こってしまう、あるいはSARS以上の警戒感を持って広めなきゃ
  ならないんじゃないかっていうような報告が相次いでいるんですね。

 ・じゃあそれが果たして、どっちが正しくて、どの程度のことをやればいいのかって
  言うと、それはやっぱり見解がまだ分かれているところ。
  なにしろ“新しいウイルス”なので・・・


 ◇伊藤聡子                ・・
  そこのところの「感染していく度に何かこう変異して強くなっていく」とか
  そういうことっていうのもありますよね。

 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  それはですね「なんとも申し上げられません」。

 ・例えば『天然痘ウイルス』っていうのは致死率30%で
  “世界中を恐怖のどん底に陥れた”ウイルスです。

  で、今なによりも“バイオテロの兵器”として最も注目されているウイルス
  ですけれども、あのウイルスは「6000年、顔を変えてない」です。
  (強くなってない)変異がない。だからもうそれはウイルス次第ですね。

 ・ただ『インフルエンザ』なんかは感染力は高くても致死性はそんなに高くない
  けれども、非常に変異がしやすいからワクチンなんかが作れないわけですよ。
  「作ったら顔変えちゃって」もう効かなくなっちゃってる。

 ・だから『天然痘ウイルス』がワクチンで根絶できたのは、ある意味“頭の悪い”
  ウイルスだったんですよね。だから顔を変えないからずっと1つのワクチンで
  根絶できたわけ(ウイルスって色々あるんですね)もちろんです。*先生口調*

  (すぐ変わるのと、変わらないのと)『人』と同じですよね。

  『人』にも色んなキャラクターがいるし、タイプもあるし。だからそれによって
  対策も変えていかなければならない。

 ・(MERSがどっちかって見極めるには?)
  今からのデータ収集っていうのが非常に重要ですね

 

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┣■【WHO】“緊急事態宣言”か !?

 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  “緊急事態宣言”に向けた話し合いが行われるという段階で、やはり
  非常に大きな公衆衛生学的な脅威だということを【WHO】側が認識して
  このような招集を掛けているわけですから、もう本当に重要な感染症である
  ということです。ハイ。


 Q.先生はここまでのことになるとMERSに関して思ってらっしゃいました?

 A.元々ですね、MERSは「中東ばかりに限られていた」という報告ばかりが
   なされていたんですけれども、過去の論文からはですね、かなり感染力も
   思ったよりは強くって、ということが言われていましたので、

   実際、新種の感染症に関してはどれもそうなんですけれども未知数の部分が
   多いので「広がらない」というような「保証はどこにもない」と思って
   備えるべき(ことなんですかね~)ハイ。


  ◇恵俊彰 MC
   大丈夫、大丈夫と言われている内に広がっているような気がしますもんね。


 ・もちろん感染症は、どんな感染症でも『エボラ』でもそうですけれども
  ある程度の広がりを見せて“終息”はします。ただ如何に

  「広がりを抑えるか」そして「重症になりやすい人に広がらないようにするか」

  これが感染症対策の基本です。ですからどこまで広がるか?というのは
  “ウイルスさん”に訊いてみないと分かんないですよ。 *一同笑い*
                         ※いかにも先生っぽい口調(笑)


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長

 ・(韓国のMERSは)これだけ公衆衛生学的脅威になっているわけだし、
  【WHO】としてもやらなきゃいけない。

  これで世界中が韓国で拡大するMERSを無視できなくなった。

  ・・
  中東呼吸器症候群と名前が付いているのが全世界に広まってしまったというのは
  無視できなくなったというのは事実です。

  ただこの決定が、いわゆる“非常事態宣言”を出すか/出さないかというのは
  非常に難しいことです。(先生はどうすべきだと思いますか?)


 ・私は出すべきだと思いますけれども、う~ん、出す可能性があるとは思いますが
  ホント難しいです。(苦笑) コレは。

  ◇八代英輝 国際弁護士
   コレ例えば「韓国が強硬に反対」したらどうなりますか?

          ・・・
  いや、韓国よりは違う国が反対するでしょうね。う~ん・・・ まっ、

  ◇恵俊彰 MC
   ちょっと待ってください。ソレどういう話になるんですか?


  いやいやいやいや(笑)、これ段々ドツボに嵌まってくから *手を振り回答拒否*


  ◇恵俊彰 MC
   今の八代さんの指摘はね、韓国はそう思われたくない。
   だって経済的な打撃があるし、封じ込めてるんだからもういいやって。 ??

                         ◇デーモン閣下
  分かりますよ。でも韓国だけじゃないですよね。 (政治のニオイがしたよね)
  政治のニオイをここで突き詰めていくと
  “時間切れ”になってしまうので
  非常にだから私は「難しい」と申し上げておきます。
                          *一同大笑い*

 

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┣【WHO】緊急委員会とは?

 ・感染症による緊急事態宣言を出すかを決める。
 ・緊急事態 → 世界的な感染拡大の危険。
 ・2007年から制度開始。


 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  MERSで初の“緊急事態宣言”が出るのでは?

  <理由>
   ・韓国のMERSは感染拡大の“スピード”が早い。
   ・【WHO】は去年2014年『エボラ出血熱』で対策が遅れ、強い批判を受けた。
    今回は早めに宣言を出すのでは・・・


  ◇恵俊彰 MC
   MERSは感染拡大の“スピード”が早かったり、
   どうしても比較したくなるのは『エボラ』なんですよ。

   『エボラ』はだって僕らの耳に届くのに随分前から「非常に怖い」っていう
   アナウンスだったじゃないですか?
   (なにしろ「バイオテロの兵器」ですからね。)

   とっても前から「絶対入れるな!」って感じがありましたけど、
   MERSはそうじゃなかったような気がするんですけどねぇ・・・


 ・そうですね、まず中東呼吸器症候群って名前が付いただけで「中東の病気」だって
  皆思いますものね?(中東だけの病気・・・ )ラクダに罹ってる病気だとか。

  まっネーミングも悪かったと思いますけれども、ただ未知の感染症に関して
  やっぱり2007年度、非常に大きなインパクトのある年であったと私思うんです
  けど、今もう「感染症は昔の流行ってた病気とは違う」んです。それは
  『HIVエイズとか、『MERS』とか『SARS』とか“新しい感染症”が
  どんどん出てきているわけですよ。それからもう1つ先ほど私が申し上げたように
  かつて地球上から無くなったウイルスですよ。『天然痘』だってそうですけれども。

  あーいうものが“生物兵器”として使われる可能性が非常に危惧されるということで
  【WHO】として、もう世界として“感染症に対する認識”が全く変わってきている
  んです。

  ◇恵俊彰 MC
   そうか「病気が流行る」ということだけじゃなくて、それを悪用するという。
   そちらのことも【WHO】は気にするということか。


 ・実際、アメリカのFBA(フルフィルメント)の倉庫であってはならない所から
  『天然痘ウイルス』が見つかって、日本ではほとんど報道されなかったんですけど
  アメリカは大騒ぎになりましたよ。だって保管場所が決まっているにも関わらず、
  保管されていない所から出てきちゃったわけですから。

  ◇恵俊彰 MC                    ◇江藤愛 キャスター
   先生、その話今度でよろしいですか? *一同苦笑い*   (笑)*ニコニコ*
   物凄く面白い、興味深いけど、今日はMERSが何かだから。

 

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┣【WHO】緊急事態宣言

 ・過去3回宣言している。

  2009年4月5日 宣言
 『新型インフルエンザ』

  <感染> 54の国と地域
  <死亡> 100人超(2009年5月27日時点)


  2014年5月5日 宣言          ◇木村盛世 医師
 『ポリオ』(小児麻痺・急性灰白髄炎)   政治的絡みがあるんですけどね。
                     (先生、病気より怖いんですけど)恵俊彰
  <感染> シリアやパキスタン隣国などに拡大
  <死亡> 413人超(2013年時点)


  2014年8月8日 宣言
 『エボラ出血熱

  <感染> 西アフリカ(ギニア、リベリアシエラレオネ)で流行
       1711人
  <死亡>  932人(2014年8月4日現在)

 

 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  緊急事態宣言に「強制力はない」が、
  各国が「本気になって対応」を持ち出すキッカケになる。

 ・国連のですね、国際的な厚生労働省みたいなものがそういう通知を出して
  くることになると、それはやっぱりインパクトがありますよね。


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◆緊急事態宣言で各国政府の対応


  2009年4月5日 宣言
 『新型インフルエンザ』  ※『豚インフルエンザ』とも言われた

  ・アメリカ:「公衆衛生に関する緊急事態」を宣言。
        → メキシコへの不急の渡航を自粛。

  ・メキシコ:感染者の「強制隔離」、交通制限。

  ・日本  :GWの帰国ラッシュに合わせ、検疫官3倍。※サーモグラフィー導入


  2014年8月8日 宣言
 『エボラ出血熱』     ※未だに終息していない

  ・アメリカ:「兵士3000人」を現地に派遣。

  ・日本  :ギニア、リベリアシエラレオネへの
        不要不急の「渡航延期」を呼び掛け。

 

 ・「渡航延期」ともなれば周辺国へ与える影響も当然大きくなる。

 ◇伊藤聡子                  ◇デーモン閣下
  韓国なんか本当(海外へ)出張で行かれる方も  日帰りで行く人もいる。
  多いですしぃ、

 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  だからそういう意味合いもあって、先ほどのこういう決定というのは
  非常に難しいところがあります。

 

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┣■韓国経済に大打撃

 <観光客>
       【韓国】       【日本】
  去年2014年   約1420万人      約1340万人
        人口約5000万人  人口約1億2700万人
       ※観光業の比重が高い。


 ◆韓国航空会社の国際線予約「キャンセル」
  約17万4000件(先月2015年5月31日~2015年6月12日の約2週間で)

  ※仁川空港はMERS感染拡大後“もぬけの殻”に近い状況に。*写真*
                               アフロ
  ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
   日本の修学旅行など全部キャンセルされて、
   日本の旅行会社もね、干上がっちゃいますよね。

  ◇恵俊彰 MC
   例えば【WHO】が緊急事態宣言とかしたら益々そうなりますよね。
   「【WHO】がそう言ってるんだから」ってなるもの。


 ◆韓国旅行を取り止めた「外国人」

  今月2015年6月に入り、11万人超。


 ◆中国人旅行者「1日の入国者数」

  2万人 → 400人(50分の1にまで激減)※2015年6月12日 朝鮮中央日報より


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 ◆観光・レジャー施設の売り上げや入場者数も“減”

 【南大門市場
  ◇店主
   全然客が来ない。売り上げは80~90%減りました。

  ◇恵俊彰 MC
   人混みは避けますよね。基本今言われているのが「飛沫」と「接触」


 【ロッテワールド】(大型複合施設)
 ・今月2015年6月6日(土)、7日(日)の入場者数 30~40%減。


 【プロ野球】   【映画館】   【博物館】
 38.7%減   54.9%減  81.5%減


 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  先ほどの話を戻して申し訳ないが、感染症って医療だけの問題じゃないんですよ。
  で、とくに今なんてグローバル化だから日本の企業だっていろんな所に人を出して
  いるし、それからいろんな人達を雇っているわけですね。だから大企業で言えば
  CSR(企業の社会的責任)とかそれからBCP(緊急時における事業継続計画)
  とかそういったような問題になって、いわゆる

  「ビジネスとして回っていくのかどうか」ってことを考えればですね、

  この国の機関とか、あるいは感染症の研究所とかそういう所じゃなくて、
  もうちょっと企業を巻き込んで色んな議論をしてかなきゃ絶対いけないとこ
  なんですよ。*力説*


 ◇八代英輝 国際弁護士
  企業の責任として、やっぱりこういう人を出している責任もあるし、
  人を受け入れている責任もあるから『官』だけじゃなく『民』も連動しないと
  ダメじゃないですか? 先生が仰りたいのはそういうとこです。


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 【韓国経済研究院】
           ・・・・
  <MERSの事態が8月まで続く場合>

   経済損失(GDP) 約2兆2000億円 (2015年6月16日 中央日報

   2014年
   韓国の国家予算  約39兆円


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┣■実は感染力“強”?


 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  韓国のMERSは、今までの“中東の常識”が通用しなくなっている?


 『MERS』
        <中東>         <韓国>

  重症化  ・50歳以上       ・49歳男性死亡(初の50歳未満)
   死亡   ・慢性疾患がある      
        糖尿病、高血圧、喘息、 ・“持病なし”2人死亡
        腎障害、心疾患      
        呼吸器疾患 etc.     

  ウイルス ・14日間        ・14日以上経過して発症した
  潜伏期間               可能性がある患者もいる。

  致死率  ・約40%        ・約12% ※昨日1人増えて20%に
        死者   434人    死者   19人
        感染者 1154人    感染者 154人

 

  ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
  ・いろんな意味で中東と韓国とは違いますよね? まずあのぉ
   人口密集度も違うし、生活経済も違うし、それと栄養状態も違うし、
   あるいはちゃんと統計も取ってるかどうかってところの数自体が怪しいところは
   絶対あるので、一概に比較はできないんですけれども、ただいろんな意味で
   今まで考えていたものよりは、やっぱり少し警戒しなければならないウイルス
   なんだろうなっていうのは言えることは確かですね。

    ◇恵俊彰 MC
     一次、二次、三次、四次感染まであったですものね。


  ・致死率12%って凄い大っきな数ですよ。だって普通のは『スペイン風邪』って
   猛威を奮ったインフルエンザがあるんですけれども、あの時が4%くらいだった
   んですよ。*一同(驚)* そうなんですよ。で、それこそ“バイオテロの兵器”と
   言われてる『天然痘』でさえ30%ですから、20%っていうのはかなり高い
   数値です。(恐れなきゃいけないね、コレは。)20%、10%であろうとね。
   普通はもうこんな数値にはならない。ていうか、私達が経験していない数だって
   ことは、やっぱり認識しておかなくてはならないですね。

   ※『スペイン風邪
     1918年から19年にかけ全世界的に流行した
     インフルエンザのパンデミック(世界的な感染の流行)。
     感染者5億人、死者5,000万~1億人。爆発的に流行した。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%8B%E3%81%9C

 

  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 Q.なぜ中東と韓国のMERSは違うのか?


 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長

 ・中東地域と韓国都市部は環境が違う。
  「人口密集度」「生活形態」

 ・MERSは“新しい病気”なので、症例情報が少ない。


  私もこんなに“知ったかぶり”して話しているけど「見たことない」し。
  分からないことだらけなんですよ。 *一同苦笑い* 

   ◇恵俊彰 MC                       ◇木村先生
    先生、“知ったかぶり”ってのも久しぶりに聞きましたけど。 (苦笑)

    でもアレですよね。いろんなデータを集めて、我々が途中に
    いることは確かじゃないですか。(そうです)それを、、


  だからいかに“正しい情報”を皆さんに、“正しい情報”を得るってこと。
  なにしろ敵を知らないと備えもできないから。敵は知ってからそれに対して
  恐れるべきだし、備えるべきなんですね。そういう意味では“種々雑多”な
  情報の中から非常に正しい情報を、と言われるものを皆様方が選択して
  身に付けておくってことが一番の対策だと思います。


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

   MERSコロナウイルス
  <感染しないために注意することは?>

   ・休息・栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。

   ・「手洗い」「うがい」「アルコール消毒」

   ・できるだけ人混みを避け「マスクの着用」

   ・温度の変化と乾燥しすぎに注意。

   ・常に更新される「MERSの情報を把握」しておく。


 ◇木村盛世 医師 医療法人団 綜友会 医学研究所所長
 ・「手洗い」と「抵抗力」を付ける。だから毎日“飲んだくれたり”ね  スタジオ
  偏った食事をしているとか、そういうことはやってはいけないですよ。 *大ウケ*

 ・アルコールで死滅するウイルスだからと言ってお酒を飲むのはナンセンス。

 ・「ドアノブ等のアルコール消毒」は有効じゃないかどうかって言われれば
  一時的には有効でしょう。でもこの世の中で私達がこういう息をしている
  空気の中に“ほとんどのウイルスはワケが分からない”んですよ。
  「ワケが分かってる方が少ない」わけだから、
  そういうもの達を全て死滅させるようにすること自体は無理だしナンセンスだし
  あまりこう神経質になりすぎると、だって何もできなくなりますよね。
  「社会的活動」ができなくなってしまうわけ。
  だからそれはやっぱり「バランスを取りながら」ですね。

   ◇恵俊彰 MC                    ◇木村先生
    そうですね“飲んだくれる”場合じゃないですね。   (笑)
    先生ソレ“飲み過ぎ”って表現じゃダメなんですか?  アハハハハ!(大笑い)
                              すみません。
                              私のイメージの低下が

 ・そして何よりも私達って「MERSって入ってこない」と思ってますよね?
  48時間以内ですよ。今世界中のどこにでも行かれるわけですから、
  入ってくるかどうかの議論じゃなくて「入ってくる」と思って「備える」べき
  なんです。

 

   ◇恵俊彰 MC                     ◇木村先生
    分かりました。気をつけていきたいと思います。
    木村先生、また機会があったら是非、いらして下さい。  (大笑)
                               今度はボロが出ない
   ◇八代英輝 国際弁護士                 ようにして来ます。
    政治的な話の部分も含めて。              (大笑) *ニコニコ*

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・MERS続きのメモ取りに、さすがに飽きてきた感が否めなかったけれど
  木村先生の語り口調が聞いていて飽きさせず、とっても面白かったです。
  いかにも先生らしくって、学生時代の懐かしさも蘇ってきました。(笑)

┣・日本はどうしても「安全神話」を掲げてしまう。原子力発電所もそうだし
  「絶対に事故が起こらないように対策・態勢を敷いてます」と宣言はする。

┣・しかし実際の現場はと言うと『東海村JCO臨界事故』でも見られたように
  驚くほどお粗末な、宣言とは明らかに違うことを平気で行っている。己の
  経費削減という身勝手な考えから平気で約束を反故してしまう。資本主義の
  金欲まみれの性とでも言うのかな、ホント嫌になってしまう。

┣・検疫官の人数を増やして対応なんて宣言してるけど、普段の人数ものすごく
  少なくて多忙だそうですよ。検疫官の父親から以前聞いた覚えがあります。

┗・まっグローバルに48時間以内で地球上のどこにでも行ける・来られる時代。
  感染症も含め、事件や事故などから身を守るために、物事をしっかりと
  見極めて行動しないといけないことは間違いなさそうです。 *怖い時代だ*