韓国ＭＥＲＳ なぜ感染拡大は止まらない？
2015/06/08(月)＜韓国ＭＥＲＳ なぜ感染拡大は止まらない？＞
【ひるおび！】 http://www.tbs.co.jp/hiru-obi/
＊敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┓ ＜韓国ＭＥＲＳ なぜ感染拡大は止まらない？＞
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■韓国ＭＥＲＳ拡大
・今日2015年6月8日正午現在
死者 ６人
感染者 ８７人（死者数を含む）
隔離対象者 ２３６１人
休校措置 １８００校以上 ※幼稚園・小学校を中心に
先週2015年6月5日(金) 韓国ソウル市内
・朴槿恵 大統領
結果的には初動対応にミスがあった。
（ＭＥＲＳ）拡大が収束し、国民が安心し、皆さんの苦労も早く終わって欲しい。
隔離施設である国立病院を訪れ、医療スタッフを激励したが、
ＭＥＲＳコロナウイルスの感染拡大は収まる気配がない･･･
・また韓国政府とソウル市で「感染拡大の対応」に違いも･･･
『ソウル市緊急会見』
３８歳の男性医師が感染に気付かないまま約１５００人が集まる行事に参加。
ソウル市独自の判断で「参加者全員の自宅待機」を要請。
韓国政府側の“情報伝達の遅さ”を批判した。
・パク・ウォンスン市長
受け身で監視する“ゆるい対応”ではソウル市民の安全を守れない
と判断しました。
これに対し韓国政府側は
「ソウル市には速やかに情報を提供してきた」と反発。
・ムン・ヒョンピョ保健福祉相
ソウル市が一方的な立場を派表して、国民に不必要な誤解と心配を与えたことを
大変遺憾に思います。
・辺真一 編集長 コリア・レポート
ソウル市と政府の間で対応を巡って足並みが乱れている。
みんな個別の対応をして一致していない。
（韓国）国民の不安は広がる一方ですよね。
感染拡大は収束へと向かうのか。そして日本への影響は ??
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■感染拡大止まらず･･･ 韓国政府に批判の声
今月2015年6月2日
【ハンギョレ新聞】
ＭＥＲＳより朴政権の無能さの方が怖い。
今月2015年6月4日
【アジア経済】
政府は国民の安全に責任を持ってくれない。
・韓国政府のＭＥＲＳ対応に関する調査（世論調査会社リアルメーター
全国１９歳以上の男女５００人。）
全く信頼していない ３９．６％ ※７割近い不信感
信頼していない ２８．７％
信頼している ２５．９％
・辺真一 編集長 コリア・レポート
韓国政府の危機管理能力の無さに、国民は「またか」という気持ち。
去年、客船のセウォル号が沈没した時に韓国の危機管理能力が問題になった。
一難去ってまた一難、またも同じことが繰り返されている。すなわち
危機管理意識の欠如、初期対応のずさんさ、これもそれも全て大統領に問題が
あるんじゃないかと。朴大統領の支持率が急落中･･･
・恵俊彰 ＭＣ
その辺りの矛先がもう“極端”な気もするんですけどね。
いきなり大統領批判に繋がるという部分もねぇ。
・辺真一 編集長 コリア・レポート
やはり韓国は大統領制で「全ては大統領の命令支持によって動く」。
ですから朴大統領が迅速な対応・指示をしなかったということが
野党から攻撃の材料になるんですね。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■ＭＥＲＳ確定まで時間が掛かった経緯
・韓国初の感染者
男性Ａ氏(68)
2015年4月18日～5月3日
サウジアラビアなど中東数カ国を訪問
2015年5月11日
症状が現れる。
＜二次感染＞
病院１：2015年5月12日～15日 受診
男性Ａ氏 → 女性医療関係者１名 感染
病院２：2015年5月15日～17日 入院
男性Ａ氏 → 入院患者ら３０人以上 感染
（男性Ｂ、Ｃ、Ｄ氏が感染拡大させてしまう。）
病院３：2015年5月17日 受診
男性Ａ氏 → 男性医師１名
病院４：2015年5月17日 受診
男性Ａ氏 → ＭＥＲＳ感染が疑われる。
2015年5月20日 ＭＥＲＳ感染確定 ※症状が現れてから九日を要した。
＜三次感染＞
病院５：2015年5月??日 受診
男性Ｂ氏 → ７名が感染
病院６：2015年5月??日 受診
男性Ｃ氏 → ４名が感染
病院７：2015年5月??日 受診
男性Ｃ氏 → ２名が感染
訪中 ：2015年5月26日
男性Ｄ氏 → 中国へも拡大 ※
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■ＭＥＲＳ疑い“隔離者”の管理不足？
・自宅隔離者 ５０代女性
「自宅に居るのは退屈だから」
夫ら１５人と共にバスでゴルフ場へ行き、ゴルフをしていた。
・ＭＥＲＳ患者と接触があった ４０代男性
「ＭＥＲＳ患者との接触はない」と虚偽説明して中国へ入国。
その後、中国で初めての感染者が確認された。（中国でも感染拡大させてしまう）
・自宅隔離者 ７０代女性
高齢者が集まる施設を何度も行き来し、地域住民１０５人のほとんどと接触。
→ 住民１０５人の村は、出ることも入ることも禁止になっている。
・辺真一 編集長 コリア・レポート
“安全不感症”(？)「大丈夫だろう」と「まさか」という思いがあったのが１つ。
もう１つは「自己中心的」というか人に迷惑が掛かるから止めておこうという
意識が少し欠如しているのではないかと。これはもしかすると韓国の国民性にも
原因があるんじゃないかと私なんかは思ってしまいますけどね。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■ＭＥＲＳ（中東呼吸器症候群）
・２０１２年 サウジアラビアで初めて確認。
・感染源 ヒトコブラクダ？
・感染経路 飛沫、接触など。 ※エボラ出血熱よりも感染力が強い！
・症状 発熱、咳、下痢など風邪に似た症状。
重篤化すると死に至ることも。
・致死率 約４割 ※エボラ出血熱よりも高い！
・治療法 なし（ワクチンもなし）
対症療法のみ
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■朴大統領“初動対応”の遅れ
・2015年5月20日 韓国初のＭＥＲＳ感染者確定。
・2015年5月21日 報道などを通じて韓国国民などが知る。
・2015年5月26日 閣僚会議（ＭＥＲＳは議題に上がらず）
・2015年6月 1日 ＭＥＲＳ感染者２人が死亡。
・2015年6月 1日 ＭＥＲＳ対応に向けた主席秘書官会議を開催。
・2015年6月 3日 国防科学研究所訪問
→ 射程距離５００ｋｍの新型ミサイル発射を見学。
・2015年6月 5日 国指定の隔離病院を訪問。
・辺真一 編集長 コリア・レポート
（閣僚会議にＭＥＲＳは議題に上がらなかったそうですが･･･ ）
最初は「人から人へと感染しない」とかなり楽観視していた。
ところが６月１日に最初の死者が出て、更に２人目と。で、慌て始めたんですね。
そもそも第一感染者は１人だけだったんですね。対応を間違えたために
ドンドンドンドン拡大していった。朴大統領としても大変なことになったと。
でも残念ながら韓国は今首相が不在ですね、なぜ首相が不在かっていうと
前の首相が賄賂で問題になって、それで辞任して今空席のままなんですね。
臨時首相を経済担当がやっているんですね。ですからまあそういうのがあって
内閣もシッカリしていない。朴大統領としても当然また批判もありますので
自ら出てですね、指揮を執らなくてはならないって形で今回も一応病院を訪れて
やっているわけですね。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■韓国政府【ＭＥＲＳ】への認識は ??
・韓国当局者
現在国を挙げて対応しているが、深刻な段階ではない。
“３００万人”が感染して、初めて緊急事態である。 ※(驚)
＜対応の遅れは日本にも･･･ ＞
・ＭＥＲＳに感染した韓国人男性が先月2015年5月26日に利用した
韓国・仁川発香港行きの航空機が消毒されないまま2015年5月27日まで
名古屋や中国・大連などへの運航を続けていた。
＜航空会社に防疫を要請も･･･ ＞
【韓国政府】
韓国・国土交通部「各社に防疫に努めるよう要請」
Ｑ．どのような消毒薬を使うべき？ → 明確な回答が出来ず。
【航空会社】
機内消毒に「コロナウイルスに効果がある」とされる消毒薬を独自に探して使用。
→ 中には殺虫剤を撒いている会社もあった。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■ＭＥＲＳへの対応
【日本】
・2014年7月『指定感染症』に指定。（2015年1月～二類感染症。）
【検疫所】 中東地域への旅行者へ注意喚起。
帰国時に発熱などの症状がある場合、検査や健康監視を行う。
（空港内にサーモグラフィーを設置。体温を監視している。）
【医療機関】帰国後１４日以内に発熱などの症状がある場合は保健所へ届け出る。
（衛生研究所）
【保健所】 迅速に検査を実施。
＜陽性の場合＞
「患者発生届」を提出。治療は感染症指定医療機関で行う。
※今月2015年6月4日には、中東に加え韓国への渡航者へも同様の対策を開始済み。
・国や自治体が法的拘束力を持って感染者を監視。
・医療機関などには対応マニュアルが配られる。
【韓国】
・『法定感染症』に指定されず。 → 国による対策・管理が行われない。
・辺真一 編集長 コリア・レポート
正直に（渡航歴を）申し出ること。今回の韓国の場合、中東のバーレンと
しか言っていなかった。これがサウジアラビアにも行っていたと分かって
いれば対応も違っていたかも知れない･･･
・渡航者で同症状がある時は、まずは保健所へ連絡して指示を仰ぐべき。
・法月正太郎 医師 ナビタスクリニック川崎 ※感染症に詳しい
日本のみならず、世界中に感染を拡大させてしまった可能性も否定できない。
「手洗い」「うがい」「マスク着用」
症状が軽くてもすぐに医療機関へ。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・前日に【Mr.サンデー】で放映されたものとほぼ酷似した内容ですが、
最初にメモを残したのはこちら。【Mr.サンデー】の方があまりにも生々しく
報道していたので追加した次第です。【感染症】の教訓として真剣に学ぶ
意味でも、皆さん、報道・告知はよく見聞きしておく必要があります。
┗・この報道から既に１０日が過ぎ、死者数も二桁に上り、この後の結末を
知るのがホント怖くなります。韓国内で隔離されていた外国人もいて、
彼らが既に各国帰国しているなんて伝えてますしね。“飛沫感染”で
しかも“致死率４割”の強打者ともいえるウイルスなんですよ。アータ
こんな病に感染して人生を終えてしまうのはすごく嫌ですよ、本当に。(怒)
皆さんも十分に気をつけて下さい。
