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防げ!高齢者への住宅“貸し渋り”

2015/04/07(火)<防げ!高齢者への住宅“貸し渋り”>
首都圏ネットワーク】 http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/index.html


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓防げ!高齢者への住宅“貸し渋り
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┣■1人暮らし高齢者 600万人

 ・子どもの独立を機に、1人暮らしを始めた女性(77歳)
  高齢を理由にひと月で20軒以上断られた。

  「全部70歳代ではダメだと断られた。
   年寄りと若者の区別はしないで欲しいなぁと思いますね。
   ちゃんと入れるお家があれば、こんなに苦労しなくてもね・・・
   悔しかったですね。」


 ・文京区が高齢者を対象に「住まいの悩み」を聞き取り調査
  高齢で住み替えを断られている。家主から立ち退きを言われている。
  およそ2割が「貸し渋り」の相談だった。

  賃貸物件の空き部屋も多い中、なぜ「貸し渋り」が起きるのか?


┗■家主側にも深刻な事情

 ・澤井英樹 文京区役所 課長
  (家主が)高齢者の方をなぜ拒むのかというと、認知症であるとか
  要介護度が上がる、あるいは火の消し忘れがあるということで
  とても損害を被ってしまう。

  一番リスクとして感じられているのが、お亡くなりになってしまう
  いわゆる孤独死


 『文京区 地域福祉保健計画』
  家主が空き部屋を高齢者にも貸しやすくするため
  2015年4月から新制度を開始。

  ・賃貸住宅の家主が区役所に登録すれば、助成金がもらえる制度。
   1部屋当たり月1万円。
   ペットの飼育可、バリアフリーなど備えられていれば最大2万円まで。

  ・高齢者が入居した住宅に区役所が『ライフサポートアドバイザー』を派遣。
   月に1回程度の見回りを行う。高齢者の異変を素早く察知し、介護施設や
   医療機関との連携を密にする。

  全国初の試み。不動産会社との連携も呼びかけ『住まいの協力店』として登録。
  新制度を家主に積極的にPR、説明してもらう。


 ・奈良部年緒 千駄木不動産 社長
  高齢化社会に対して部屋をどう方向性づけるかという時に
  我々が大家にアプローチすることも大事ですし、そうすることで(新制度の)
  認知度も広がっていくと思う。

 ・澤井英樹 文京区役所 課長
  どんどん高齢者の方に入っていただこうという機運が、制度に登録して
  経験されたオーナーの中で徐々に広がる。そういった期待をしている。
  賃貸住宅が高齢者の方が住みやすい標準になっていく。そんな方向付けに
  なっていけば非常に良いと思う。


  既に文京区在住の高齢者から多数の問い合わせが届いている。

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・40半ばの単身男性である私も、賃貸住宅を紹介して貰う、問い合わせの段階で
  2社ですが全て無視されました。家の売却で資金はあり、証明書も持参可能と
  説明しても返事がありませんでした。(驚) それだけ単身者には厳しいと
  いうことなのだと実感しています。学生=保護者で彼らは単身じゃないしね。

┗・そもそも家賃が高すぎます。不動産業界も高齢社会となり、本腰を入れて
  見直さないと、老朽化した空き家・マンション問題などとともに救いようのない
  事態となりかねません。不動産オーナーとの癒着。国民の多くが触れたがらない
  聖域とでも言いますか、本当どうしたものか。。。