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どう教える?

2015/04/06(月)<どう教える?>
news every.】 http://www.ntv.co.jp/every/index.html


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓every.キーワード <どう教える?>
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┣■来年度からの教科書

 ・【東日本大震災】は全教科に。
 ・2020年東京五輪が初登場


┣■検定基準などの改訂(2014年1月)

 ・歴史認識など :政府の統一見解がある場合には記載。

 ・通説がない場合:見解を並列して記載。


  → 今回初適用。


 例えば

 『1923年 関東大震災』(清水書院

 検定前:警察・軍隊・自警団によって殺害された朝鮮人は数千にものぼった。

 検定後:自警団によって殺害された朝鮮人について当時の司法省は230名余り
     と発表した。-中略- その数は数千人になるともいわれるが人数に
     ついては通説はない。


 ※客観的な説明が増える。実際に歴史の教科書は数十ページも以前より増えた。


 『尖閣諸島』(日本文教出版

 4年前:日本が明治時代に領土であると宣言した沖縄県に属する島々です。
     中国は1970年代から尖閣諸島を領土として主張しはじめました。

 2015年:日本固有の領土として管理されてきており、尖閣諸島には領土問題は
     存在していません。ところが-中略-1970年代になって中国などが
     尖閣諸島の領有権を主張するようになりました。


  ※政府の見解に沿った文面となった。


┣■基準など改訂の経緯

 自民党:「歴史や領土に関する記述を充実させるべき」との声がきっかけ。

 文科省:「よりバランスが取れた記述になる」と説明。


 ・藤田英典 共栄大学教授
  政府の見解だけでなく、対立意見も教えることが重要。
  一方的な見解しか教えないようでは、近隣国への敵対心を植え付けかねない。


 教科書は子どもたちの土台を作る上で大切なもの。


┗■every.ポイント

 “子どもの世界を広げよう”


 ・学校は同じ会社の教科書を使い続ける傾向が多くある。
  教科書に何が書かれているかというのは大切。ただ教科書だけではなくて
  それを幹とするならば、そこにどれだけ枝葉を伸ばして大きな木に育てるか
  というのがさらに必要だと思う。授業や家庭などでいろいろな考え方や見方を
  話して、木を育てて“子どもの世界”を広げたい。

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・実例を見た限り、こんなの“まどろっこしくて”覚えてらんねぇよ。(苦笑)
  曖昧な解答になるだけ。だったらポイントでまとめたように日本側の見解と
  諸外国の見解の2パターン、ハッキリ教科書もテストも分けたらいい。
  小中学校までは両方学び、高校になったらどちらか選択するとか。もちろん
  両方学んで和解への道を探求するもまさに学問だと言えるだろう。違う ??

┣・自分は生粋の日本人だけれど、書籍を読み比べていくと日本人でも結構変な
  見解しているものが多いんだよね。他国でも似たようなものだろうと思われ
  正解なんてあってないようなものなんだよね。『わいせつ』の見解も時代の
  流れとともに変わっていくと言われるように、領土問題などパワーゲームの
  その時代の強弱そのものだもの。あまり言い争っていると戦う羽目になって
  しまうから「曖昧」さが生じるのも分かるんだけれど。。。

┗・日本史(右)/(左)など教科書の段階で分けて紹介するのも手だと思いました。(笑)