保育の“奪い合い”実態は
2015/04/01(水)<保育の“奪い合い”実態は>
【NEWS23】 http://www.tbs.co.jp/news23/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓変わりゆく国 <保育の“奪い合い”実態は>
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┣■深刻・・・ 待機児童4万人
・杉並区役所前で涙ながらに訴える母子連れの団体
「認可保育園に入りたくても入れない」「だから仕事ができない・戻れない」
「自分の努力ではどうしようもないことなので・・・ 」 すがる思いで訴えた。
┣■“保育園”の奪い合い
・妊娠直後から“保活”(保育園に入園するための活動)
杉並区在住の女性(35歳)
ネットで情報を集めてリスト化。実際に見学した保育園は10件以上。
出産直前まで“保活”を続けた。
杉並区では認可保育園の希望者が3450人と過去最多。前年比+200人。
約1600人が入れない状態。
妊娠中から始めた“保活”の努力もむなしく、認可保育園の入園が認められず。
「『本当にごめんね』って、この子が可哀想ですよね。」
┣■ポイントが足りない
『ポイント』
区が「保育の必要性」を判断する基準。就労状態を極詳細に分割、数値化。
親の就労状況や世帯の種類、過去の保育の利用上状況などが判断基準となる。
夫婦8時間超の共働きで就労ポイントはMAXの40Pだったが、住民歴が
1年半と短く、ポイント不足と判定された。
「住民歴が短いってどうしようもないじゃないですか。
ほとんど泣き寝入りですよね。」
┣■認可保育園は増えている?
・東京23区の認可保育園数
2005年 1067
2015年 1453 ※約1.4倍増
杉並区も74園と前年比+19、昨年度だけで定員900人以上↑
それでも、入園希望 > 認可保育園 な状況が続いている。
・杉並区保健福祉部保育課
「区の予測が甘かった。」
「予測が崩れたのはリーマンショック以降の景気低迷」
家庭にいた女性が就業しなければならない。入園申し込みが急激に増えている。
・政府『子ども・子育て支援新制度』
2013年度から5年間で約40万人の保育の受け皿を増やす。待機児童ゼロへ。
幼稚園と保育園が一体化した『認定こども園』など新設してきた。
┣■保護者が望むのは『認可保育園』
・その理由が“園庭”
土の上で、外で遊ばせ/学ばせたい。
・園庭がある認可保育園の割合(板橋区を除く東京23区)
2005年 約8割
2015年 約6割 園庭のない保育園が増えている。
・園庭のない保育園
<東京都の条例>
満2歳以上の幼児1当たり3.3平方メートル以上の園庭を確保できない場合
近くの公園での補充を定める。
1つの公園に他所の保育園からもやって来る。東京都月島では5つ以上の園が集う
┣■“子どもが育つ環境の重要性”
・普光院亜紀 「保育園を考える親の会」代表
『待機児童ゼロ』が政治的な目標になってしまっている。数合わせの“ゼロ”を
達成するために環境を省みずに作ってしまう所もある。
「親のために子どもを預かればいいんだ」ではなくて
「子どもがそこ(保育園)で健やかに育たないといけない」ということまで考える。
┣■復職を早めるのは認可を得るため・・・
杉並区在住の女性(35歳)
・生後5ヵ月の子どもは“認証保育所”へ預けることに。
・『認可保育園』に入れる高いポイントを得るために、育児休暇を切り上げた。
┗■“数”とともに“質”を保育に
・共働き世帯などの推移
1980年 600万世帯強 専業主婦は、1100万世帯強
1990年 800万世帯 900万世帯
2000年 900万世帯強 900万世帯
2010年 1000万世帯 800万世帯
2013年 1100万世帯弱 750万世帯強
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・“園庭”不足で多数の園児たちが公園でラッシュに遭うというシーンが
かなり衝撃的だった。元勤務地に近い場所だったけれど、裏路地では
園児たちによる“仁義なき戦い”が繰り広げられていたんですねぇ(笑)
表は怪しげな労働者がチラホラ歩いている土地柄でもありますしね。
大雨暴風地帯。コレ、不動産情報に載せてはいないでしょう?(大笑)
┗・拝聴していると「お宅の人生、何がしたいの?」か見えてこない。別に
知りたいわけじゃないけど、文句を言うなら別の土地を探すしかない。
「家庭にいた女性が就業しなければならない。」というのは本当かなぁ?
だとしたら「都心の生活は過重な負担ですよ」ともっと公にすべきだ。